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もふもふ少女と秋祭り

 秋休み、シルバーウィークの初日。かなみさんの家には俺、伸二、由美さんの三人が集まっていた。

「皆さん、今日はありがとうございます」

 かなみさんがぺこりと頭を下げる。その後ろから

「さあ、今日は祭りに行くぞ!」

 と、動きやすそうな服装のえぞきちさんが元気よく現れた。

「祭り……?」

 伸二が呟く。祭りなんてあっただろうか?

「隣町で秋祭りをやるらしい。ついでに近くの河原でバーベキューをしよう!」

 そう言って歩き出すえぞきちさん。

「まるで夏の遊びだな」

 伸二がまた呟いた。



 *


「射的のえぞきちと呼ばれた腕前……みせてやろう!」

 途轍もなく早い弾込めと発射。まるでマシンガンのように銃からコルクが飛び出していく。

「う……おお」

 射的屋のおじさんが声を上げる。

 俺たち四人は射的屋のおじさんの不幸を嘆いた。可哀想に。

 凄まじい速さで連射されたコルクはほぼ全て射的屋のおじさんに命中していた。

 えぞきちさんは満足そうに顔を上げて

「….…あれ?」

 と、首を捻った。命中精度だけ低すぎだろ……

「歳には逆らえないか……」

 呟くえぞきちさんを尻目に百発百中を見せる伸二。

 そして普通に殆どミスをする俺。

「射的は難しいよな、うん」

 えぞきちさんに肩を組まれた。

 その後、輪投げや金魚すくいなどをしたが伸二がことごとく活躍。伸二に負けるたび、俺とえぞきちさんの結束は上がっていったのだった。


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