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もふもふ少女にイベント宣言

「シンちゃんたこ焼き」

「……お前どれだけ食うんだ」

「いいじゃない、買ってよ」

「お前さっきも焼きそばを……いや、買ってやる」

 伸二が早足で屋台に向かった。

「わーい……っていきなりどうしたんだろ?」

 由美さんに聞かれて俺は前を見た。

「そりゃあ……あれじゃないですかね」

 前から伸二の姉さん、明里さんが走ってきた。

「由美ちゃんに和樹君にかなみさん……と、誰?」

「あ、僕は……」

 あざや君が挨拶をする。

「で、伸二のヤツはいないの?」

「さっき逃げて行きましたよ」

 俺が屋台の方に視線を向けると明里さんはニヤリと笑って

「ふーん、あそこかー」

 と早足で屋台の方向に歩いていった。

「……伸二さんのお姉さんって怖いんですか?」

 あざや君が俺に聞いてきた

「いや、伸二が苦手なだけだ」

「なるほど」


 そんな話をしていると明里さんが歩いてきた。右手にはたこ焼き、左手には伸二の腕を持っている。

「やあ君たち、お待たせ」

「…………」

 伸二はたこ焼きを無言で由美さんに渡した。


「さて、後輩諸君」

 明里さんが伸二を離して俺たちを見回した。

「この夏の予定は決まっているかな?」

「いや別に……ないよな?」

 俺が聞くと伸二を除く皆が頷いた。

「伸二! 無いな!」

「……おう」

 明里さんが伸二を無理やり同意させた……

「で、何かするんですか?」

 由美さんが聞くと明里さんはニヤリと笑って

「海に行くぞ! 後輩諸君!」

 そう宣言したのだった。


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