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もふもふ少女の異変?
「あ、かなみさん」
数日後、終業式から教室に戻る途中にかなみさんを見つけて声をかける。
「…………」
一旦止まったかなみさんは俺の方を一瞥して歩き始める。
「……あれ? かなみさん?」
呼びかけても答えは無い……聞こえてないって事は無いよな?
「かなみさん?」
かなみさんは歩みを止める事なく教室に戻る人混みに紛れていった。
「……あれ?」
俺、何かした?
「…………」
何か悪い事をしたかと考えながら歩いていると誰かにぶつかってしまった。
「あ、すいません」
「いや、こちらこそ……なんだ、和樹先輩じゃないですか」
「ああ、あざや君か」
あざや君は俺の顔を覗き込んで
「何か悩みでも?」
と真顔で質問してきた。
「ん、いや……なんでだ?」
「なんとなくですよ」
「そうか……」
「で、あるんですよね? 悩み」
「…………」
あざや君が目を合わせてくる。
なんだか逃れそうに無い……仕方ないか
俺は咳払いをして
「言っても仕方のない事だよ、少し進路について考えててな」
と、でっち上げた。
「進路ですか……確かに先輩は三年生ですもんね」
「そういう事だ」
「それだけ……ですか?」
あざや君が再び目を合わせて……くる前に目をそらす。
「それだけだよ、じゃあな」
「何かあれば言ってくださいねー」
あざや君の言葉に軽く手を振って俺は教室に向かった。




