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もふもふ少女と許婚

「こっちですか?」

「は、はい」

 先輩と別れて私の家に向かう帰り道。隣には今日突然現れた本藤あざやという許婚。

「かなみさん、甘い物苦手だったりします?」

「ううん、好きだよ……本藤君は?」

「あざやでいいですってば」

 悪い人では無いんだろうけど……何だか馴れ馴れしいというか……

「じゃあ、あざや君は?」

「もちろん好きですよ! それでですね、こっちに来る前に調べたら良さそうなお店があってですね」

 そういってあざや君は携帯電話を操作してその店の写真とメニューを表示させた。

「あ……」

 表示されたのは春にオープンしたスイーツの店だった。

「今度の日曜日とか行ってみませんか?」

「そ、そうだね……行きましょうか」

 ここで断って変な雰囲気になるのも嫌だしね……

「じゃあいきましょう! 僕の実家って田舎だからそういう店あまり無くて……」

 と笑うあざや君。携帯を使ってるって事は山奥とかでは無いのかな?

「あ、一人で盛り上がってすいません……とりあえず家についたらお母様に挨拶しないと」

「そうだね……」

 私は苦笑いを浮かべた。

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