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もふもふ少女の高校に

 一週間後……駄目だ! 策が思いつかない!

「もうそろそろ夏休みだ……うわ」

 隣から話しかけて来た伸二が明らかに嫌そうな顔をして本に目を戻す。

「おい」

「…………」

「伸二」

「今のお前と絡むのは嫌だ、面倒くさくなりそう」

「聞いてくれよ」

 伸二は溜息をついて本を閉じる。

「完結に、数分で言え」

「この前の事に関しての対処策が思いつかない」

「知らん、以上」

 終わりかよ! 本読むなよ!

「あー……」

 溜息をついて意味も無く声を出す。気分のせいか教室がいつもと違うように見える……

「……ん?」

 いや、何だか違うな……いつもより賑やかだ。特に女子が。

 何か面白いネタでもあっただろうか?

「なあ伸二」

「知らん」

 いやいや

「さっきの話じゃなくてさ」

「ん?」

「何か騒がしくね? 今日何かあったか?」

 伸二は本を置いて少し考えて

「そういえば転校生が来るとか言ってたな」

「この時期……てか高校で?」

 因みに今は七月中旬、夏休み少し前である。

「そうらしい、二年生だけどな」

 後輩かよ……

「それにしては盛り上がってるな 、特に女子が」

「中々いい顔をしているらしい、もちろん男子な」

「なるほど、それで……」

 関係の無い話だ……俺はその話を終わらせて策を練ることに集中した。

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