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もふもふ少女の相談

「先輩、今日の放課後暇ですか?」

「暇暇、びっくりするくらい暇!」

 廊下でかなみさんに聞かれて即答。伸二よ、今日は一人で帰ってくれ。

 かなみさんからの誘いだなんて小躍りしたいくらいだ。

「何処行くの?」

「えーと、何処でもいいんですけど……少し話したい事がありまして」

 そう言うかなみさんの顔は少し暗いように思う。何か悩みだろうか。

「悩み?」

「まあ、その……はい」

 心の中の俺、小躍り終了。

「わかった、じゃあ放課後校門前で」

「はい、ありがとうございます」

 かなみさんは軽く頭を下げて走っていった。


 *


 放課後、校門前で合流して近くのファミレスに寄った。軽いデザートと割引券でドリンクバーを頼んだ。

「で? どうかした?」

 かなみさんは口の端についたココアを飲んで。

「その……近々お父さんが帰ってくるという知らせがありまして」

「よかったじゃん」

 そういえば父親とは会った事が無かったな……仕事関係でいないのかな?

「はい、お父さんが帰ってくるのは嬉しいんですけど……」

「……?」

 かなみさんは少し言いにくそうに、しかしハッキリとこう言った。

「お父さんが許婚を連れて帰ってくるんです」


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