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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第十二章 隠す陽炎 淀む道
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第十二章ー⑭

ワルキューレ・ドライ「久しぶりですね?作者」チャキッ

え、ええお久しぶりですね。それでなんで武器を持っているんですか?

ワルキューレ・ドライ「それは自分の胸に聞いてくださいよ。私は私の双刃剣であなたを切り刻むのが楽しみなんですよ」ブンブン

あ、あの~逃げるのってありですか?

ワルキューレ・ドライ「逆に聞きます。逃げれるとお思いで?」

無理ですね。

ワルキューレ・ドライ「それじゃあさようなら」ズバババン

ああああああ!!!

解析文官たちがいる部屋に引きずり込まれた蓮は、その狂気の笑みに体を震わせる。

「え~っと・・・皆さん少し落ち着こう?いや、ほんとに・・・」

落ち着くように解析文官に声をかけるが・・・

「こっちはもう二日間以上徹夜なんだ!!!あんたが来た時点でこっちの勝ち(睡眠時間)は決まったようなもんなんだよ!!!」

「そうだ!!ようやくこのデスマーチから逃れられるんだ!!」

解析文官たちは疲れすぎてテンションがおかしくなっている。

その証に叫んでいる二人以外の解析文官の目が血走っており、明らかに寝ていないのがわかる。


「これはマジヤバいやつじゃん。とりあえず眠らせたほうがいいよねぇ・・・」

そう言って蓮は目の前にいる二人の解析文官の後ろに回って、首に手刀を打ち込み気絶させる。

それを見たソフィアが蓮の近くに寄ってくる。

「よく来てくれました『黄昏』。これで少しは調査が進展するでしょう・・・きっと」

「進展はすると思うよ。それで今回はこの前の『護衛依頼』の襲撃者を「観る」ってことでいいんだよね?」

「ええ、あなたたちが捕縛した六人をお願いします。とはいっても二日間かけて半数、つまり三人はこちらでも何とか調査をしました」

今の調査状況を蓮に伝えて、いつの間にか手に持っていた資料を蓮に渡す。

資料をめくって読んでいく。

「ほ~ん。うわ血とかも調べてあるんだ、それに契約魂の総量も。契約している悪魔は調査していないんだね?」

「流石にまだ調べていないですね。調べるのは正確ではありますが、あなた方ほど速くはないので・・・」

ソフィアたち解析文官はヘイムダルの持つ権能『世界を見張る者』と同様の情報を手に入れることが出来るが、それには日数がかかってしまう。

『世界を見張る者』ほどの速さはない。


「了解、それが今回の『依頼』だしね」

「というわけでその契約していた悪魔のところへ連れて行ってくれないか?」

ヘイムダルがソフィアに連れていくように促す。

「わかりました、こちらです。ついてきてください」

ソフィアがドアを開けて、捕まえて調査中である悪魔の元へ歩き出す。

そしてそれに蓮とヘイムダルが続く。



♢♢♢♢♢

薄暗い通路を三人が歩いていく。

「相っ変わらず、ここは暗いね」

「明るいと何かやらかす馬鹿どもを捕まえていますので・・・」

「それはそうだけど、結構辛辣だね」

蓮の言葉に反応して、ソフィアの顔を顰める。

「当たり前でしょう。自分たちの力量もわからずあなたたちに挑んだり、他の契約者に挑んでそれに対してあなたたちが『依頼』という形で叩きのめしますが、それでも暴れますので少しぐらいは辛辣になりますよ」

「それはそう。というかむしろ正解だよ」

それに蓮が同調する。ヘイムダルが隣で頷いている。


話ながら歩いていると・・・

「ここですよ。全員正気は保っていますが、結構ギリギリですので襲ってくるかもしれません・・・ まぁあなた方には関係ないと思いますが、一応形式的に言っておかないと」

「ありがと」

目的の場所に着いたので、歩みを止める。

「私は部屋に戻って、契約者の調査を進めますね。そちらはお願いします」

「了解」

そう言ってソフィアが部屋から出ていき、元居た部屋に戻る。


それを見送って蓮が悪魔たちの方へ目線を向ける。

「さ・て・とやりますか。いくよヘイムダル『世界を見張る者』起動」

「おうよ、『世界を見張る者』起動」

『世界を見張る者』を起動した瞬間蓮の左目が金色に、金色のモノクル眼鏡が装着される。

ヘイムダルの左目にも金色のモノクル眼鏡が装着される。

「ヘイムダルはあそこの悪魔二人の情報をお願い。こっちの悪魔一人は私がやる」

「ああ」

蓮が悪魔一人、ヘイムダルが二人の悪魔をモノクル眼鏡を越しに観ると、二人の脳にレンズ越しに情報が流れ込んでくる。

それは基本的な情報だけでなく、権能の情報、契約している契約者、そして血液の情報まで流れ込んでくる。


観始めてから三十分が立った。

「うっえ~ やっぱキッツいな~」

蓮は脳に流れ込む情報の洪水に一度目をつむる。

観なければ情報が脳に入ってくることはない。

「少し休め。俺も一度情報を整理するために休む」

ヘイムダルも一度休むために左目を閉じる。

観ている間悪魔たちは何も反応することなく、呆けていた。


「どうだった?」

蓮がヘイムダルに確認する。

「何が?」

「何がって・・・ 悪魔たちの情報だよ」

「一応、一人目の方は情報を観終わった。次は二人目を観るつもりだ」

ヘイムダルが一人目を観終わったのを聞いて、蓮はため息を吐く。

「はぁ~ 相変わらず速いね。てことは今何してんの?」

ヘイムダルが忙しなく手元を動かしている。

「一人目の情報を紙に書き記している。そうでもしておかないと次の悪魔の情報に今手に入れた悪魔の情報を上書きされそうでな」

「あ~」

ヘイムダルの言い分に納得した蓮は左目を閉じた状態で、周囲を観る。

「うん?どうした」

「いんやなんでもない」


休憩を始めて十分たった。

「さてと休憩終わり。続きやりますか」

蓮が再び左目を開いて、悪魔を観る。

再び情報の洪水が流れ込んでいる。

それを傍目にヘイムダルも再び左目を開いて、二人目の悪魔を観る。


再開してから五分後・・

「うっわなんかエグイ情報が観えたんだけど、ヘイムダルも同じ情報が観えたの?」

それを聞いたヘイムダルが蓮に少しだけ目線を向けて、頷く。

「マジか~ 見間違いじゃないんだ・・・ ええ・・・これ報告書に書くの?書くの?」

蓮が困惑しながら、観続ける。


更に十分後・・・

「ああ~ 疲れた。これで何とか観終わった~ キッツ・・・」

「おうお疲れさん。こっちも終わった、今から報告書を書くけどいけそうか?」

「何とかね~ ただ『あれ』を書くのは気が引けるというかなんというか・・・」

『あれ』を観た後のため、蓮が顔を思いっきり歪めて机のある部屋に向かうために、悪魔たちのいた部屋を出る。

ワルキューレ・ドライ「え~ 作者は双刃剣によってバラバラになりました。なので後書きはこれまでです」

ワルキューレ・ドライ「それではさようなら~」

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