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神と人の契約戦書 ~神話と共に人は生きる~  作者: 氷室莱那
第十二章 隠す陽炎 淀む道
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第十二章ー⑫

ワルキューレ・ドライ「まぁ私の出番がないのは仕方ないとして・・・ アイン姉さまとツヴァイ姉さまの出番は描写しないのですか!?」

描写をしようにも日中の護衛依頼の方はほんとに何もないですよ!?襲撃らしきものがあるかって言われたらほとんどが悪戯とかですからね!?

ワルキューレ・ドライ「それはそれでどうなんですか・・・?」

まだ人数まではバレていませんしね・・・ それに情報流そうにもその前に翠波たちにボコられますから・・・

翠波たちが仮眠室で睡眠をとって約八時間後・・・・

「ん、くああ~ ここどこって、ああ僕たち護衛依頼の後ここで仮眠をとったんだった」

デジタル時計を見ると、時間は「18:00」を示していた。

「半日以上寝てたのか・・・ まぁ生徒会長には伝えてあるから、そのまま詩菜先生に連絡はいってるだろうし」

翠波は体を起こしてベットから出る。

「とりあえず今日の護衛依頼も襲撃があるかわからないから、その辺りを黎芭さんと相談して・・・」

「起きられましたか、翠波様」

「うん、おはよう。アルテミス」

アルテミスが仮眠室のドアを開けて、中に入ってくる。

「蓮は?」

「彼女はまだ寝ていますね。ヘイムダルは起きていますが・・・」

「わかった。とりあえず黎芭さんに挨拶だけしてくるね」


翠波が起き、仮眠室を出て黎芭のいる部屋に向かう。

(部屋の中から話し声が聞こえる。また黎芭さんメティスさんに怒られてるのかな?)

(まぁいいや。とりあえず開けよ)

ドアをノックして、ノブをひねる。

「黎芭さん、メティスさん。翠波です。起きたのでこちらに来ました」

翠波が部屋の中に入ると、椅子に座っているメティスと黎芭がいた。

「おお起きたか。よく眠れたようだな?」

「ええ、これで今日の夜の護衛依頼も問題なく行けそうです。蓮は起きていませんが・・・」

「あっははは。相変わらずだね蓮ちゃんは・・・」

黎芭が空笑いをする。


「黎芭さん。少し聞きたいんですけど、今回の襲撃犯は今『機関』でどうなってます?」

襲撃犯のその後を黎芭に確認する。

「今のところ何にも連絡は来てないね。恐らく今解析文官により尋問中だと思うけど・・・」

「じゃろうな。いくら『機関』の解析文官とはいえ、早々尋問は難しそうじゃろ。それにお主等から来ていたように正気を失っておるんじゃろう?」

「ええ。今日の朝にも言ったように完全に正気を失っていましたね。という事は正気に戻す作業から始まるわけですか・・・」

「じゃろうなぁ・・・ 蓮がいると少し話は変わるんじゃろうが」

三人してその場で首をひねる。


パァン!

黎芭が手を合わせて、音を出す。

「とりあえずこの話は追々考えるとして・・・ 翠波君に聞きたいけど今日も襲撃来ると思う?」

「「わからない」この一言に尽きますね。昨日の襲撃事態は予想は出来ていましたが、それでもただの予想にすぎませんでしたからね・・・」

「まぁね~ 来るかもとは言っていたけど本当に来るとは思わなかったしねぇ~」

「それでお主はどう考えておるんじゃ?「わからない」とは言っておったが、来る可能性も考えておるんじゃろう?」

メティスが翠波に確認する。

「ええまぁ・・ 確かに「わからない」と言いましたが実は半々ですからね。気が抜けませんよ」はぁ~

「だよね。とりあえず今日の夜の護衛依頼もお願いね」

「了解です。それで・・・蓮は何時起こします?」

「もう少し寝かしておこうか・・・」

黎芭が呆れたように、翠波の質問に答える。


♢♢♢♢♢

「おはよ・・・ ねむ・・・」

あれからさらに一時間がたってようやく蓮が起きてきた。

「おはよう蓮。と言ってももう夜だけどね」

「仕方ないじゃん。私が戦った襲撃犯三人はダウンさせているからね?結構めんどかったんだよ?」

少しむくれて反応してくる。

「わかってるって。でどう今日の護衛依頼もいけそう?」

「もちのろん!!とは言っても物凄くおなかが減ったから、ご飯が食べたいな」

「そう言うと思って私とメティスで夕食を作ったから食べて行ってね」


「相変わらず黎芭さんのご飯は美味しいね~」

黎芭のご飯を蓮が満足そうに食べている。翠波も同様に食べている。

「ふふふ、ありがとう。それで翠波君にも聞いたけど、蓮ちゃんは今日も襲撃があると思う?」

それを聞かれた蓮は一度箸をおいて、真剣な声音で答える。

「おそらくあると思うよ。私たちの正体と戦力はバレていない。だからこそそれを探るために戦力を送ってくるだろうね。それも小刻みにって感じに」

「小刻みってどれくらい?具体的に?」

少し思案した後、答える。

「多分二人、もしくは三人。ちなみにこれは契約者単体ではなく、契約悪魔とかを含めたうえでの人数ね?」

「二人は分かってけど・・・三人って何?」

翠波が蓮の答えに戸惑って質問する。

二人はあり得るが三人はあり得ない。

「契約者単体、契約悪魔、天使。それに古具のみの契約者。って私は考えてる。まぁ古具単体との契約者は少ないだろうから、三人はないと考えていいね」

「なるほどね・・・ 参考にさせてもらうね。とりあえずご飯食べよっか」

「だね」

蓮が再び箸をもって、食事を再開する。


食事を終えて、夜の護衛依頼のための準備をする。

「蓮、いける?」

「さっきも言ったけど、もちのろん!それよりも翠波にも聞きたいんだけど、いけるの?」

「なんで?」

「なんでって・・ 昨日『トリシューラ・ニルヴァーナ』を掴まれたんでしょ?なら翠波の方に同じように火傷によるダメージが来てると思うけど・・・」

「その辺はダイジョブだよ。そこまで熱量をあげてないしね。それにまだ代償は来てないから余計にね」

「ならいいや。それじゃ行くよ」

「だね。それとワルキューレ・アインとツヴァイが日中の護衛の助っ人で出ているから」

「わかってるって!」


蓮が返事をすると同時に、慣れた手つきでアルテミスの眷属の背に乗る。

「それじゃあ今日もよろしくね?」

撫でて眷属に話しかける。

「じゃあ行こうか!GO!!」

蓮の掛け声と同時に眷属が地を蹴って、風となって目標へ向かう。

ワルキューレ・ドライ「翠波様と蓮ちゃん寝すぎでは?」

前日襲撃があったから、その疲れからくる睡眠ですけど?

ワルキューレ・ドライ「それはそうですけど・・・ というか学園ではお二人どのような扱いですか?」

簡単に言いますと二人は生徒会所属で何故か神様相手に接近戦を挑む狂戦士コンビとして有名です。

ワルキューレ・ドライ「狂戦士って・・・言いたいことは分かりますけど」

普通の人間は神相手に接近戦というか肉弾戦挑みませんからね。古具ありきとはいえ・・


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