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ほんとうにあったら怖い話達  作者: ポコナムチン


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かくれんぼ

これは僕が子供頃の話です。

僕が通っていた保育園では、夕方は外で遊ぶか、中で遊ぶか選べました。

だから、友達5~6人で園内を使ったかくれんぼをしようとなりました。


一人が鬼になってくれ、僕は早々に、身を隠しに行きました。

教室の中にはいろいろと、隠れられそうなところがありましたが、僕は、おもちゃのたくさん入った箱に、隠れられると思いました。


中のおもちゃをひっくり返し、まるで亀のよう、に箱を全身にかぶるような感じで隠れていました。

10分か15分ぐらいそうしていたと思います。

鬼の足音に耳を澄ませて聞いていると。


ミシ…ミシ…

と、ゆっくりと足音が聞こえてきたのです。

僕は必死に、息を殺して隠れていたのだけれど、

トンッ、トンッ

優しく箱を叩く音と一緒に

「○○君、見ーつけた」

って声が聞こえたんです。


あーあ、バレちゃったか。

そう思って箱から顔を出したんだのですが。

誰も、いなかったんです。


なーんだ、ほかの子を探しに行ったんだ。


そう思ってスタート位置に行ったのですが…


「あれ?みんないるじゃん」


鬼を含めたみんなが、そこに集まっていたんです。


そしたら鬼だった子が言うんです。

「あれ?俺、まだお前のこと見つけてないよ?」


え…

確かに僕は見つかったはずです。

だから、こうして出てきたんだと。

先に見つかった人たちが鬼となって見つけたのかと確認しましたが、そんなことはしていないと。

見つかった人は、皆、このスタート位置に集まっていたと。


僕の証言を基に、みんなで誰だったのか考えてみました。

すると、友達の一人が言ったんです


「あれ?なんかおかしくない?」


たしかに、あとから考えるとおかしな点がありました。

なんで僕を見つけたそいつは、箱の中を見ずに、見つけられたのだろう。

普通なら、箱をひっくり返したうえで、そこに誰がいるかわかるのに。

どうしてそいつは、箱の中にいたのが僕だってわかったんだろう。


あれ以来、僕たちは園内でかくれんぼをしなくなりました。


だって、そいつがまだ

僕たちのことを探している気がするから。


これは、僕が小さいころに体験した。

不思議なお話です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


現在、短編ホラーを中心に少しずつ作品を投稿しています。

「もっと怖い話を書いてほしい」と思っていただけましたら、評価やブックマークで応援していただけると嬉しいです。


皆さんからいただいた評価や感想を、今後の作品作りにも活かしていきたいと思っています。


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