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三国志のこんな人物  作者: 渡辺仙州
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第44話 李譔《りせん》:幅広い知識を持つが悪ふざけ好きの蜀の学者

李譔りせんは字を欽仲きんちゅうといいます。


昨日紹介した尹黙いんもくとは同郷です。

父の李仁りじんは尹黙の友人で、ともに荊州の司馬徽しばきのもとで学んでいました。


李譔は父の学問を受け継ぎ、さらに尹黙について書物を研究しました。経書だけでなく算術や占い、医学、兵器まで、その興味は多岐にわたっていたとのことです。


劉禅が劉璿りゅうせんを太子に立てたときには、その近侍として仕えます。


劉璿は、幅広い知識を持つ李譔を大変気に入っていました。

しかし李譔は悪ふざけ好きの軽い性格だったので、才能はあったのですが世間では重んじられなかったようです。

景耀年間(258年~263年)に亡くなりました。

【新刊報告】『三国志博奕伝』(文春文庫)発売中!文藝春秋のサイトで試し読みできます(https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167911928)。正史『三国志』の陰の著者ともいわれる韋昭の物語。二宮の変を背景に、巷では別の戦いが繰り広げられます。董白なども登場。あまり知られていない三国志の人物や事件にも光を当てたいとの思いで書きました。どうぞよろしくお願いいたします。

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