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裏表のある勇者と旅してます  作者: 玉川露二


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小話

2023年から書き溜めてたから小話なのに量が多かった

良かった、マジで


エリー

「でも魔族って人間界でダンジョンを持つのが力のある証拠でステータスなんでしょ?だとしたらロドディアス王の娘のローディは人間界に来られなくなったから残念がるかもしれないわね」


ロッテ

「そういやロドディアス王の娘ってどんな子なの?」


ローディの見た目と性格、水に触れたら一体化できる特性を話すエリー。

ニヤニヤと笑うロッテ。


ロッテ

「人間の体って半分以上が水だっていうし、人間の体に入ってそのまま操るとか、体を破裂させるとか楽にできるよね」


エリー

「…(良かった!ローディが地上に来ないことになって…!)」



Q,ローディはそういうのやりたかった?


A,えー、人間の中に入るとか気持ち悪ーい、やだー


* * *

マダイの塔(聖域)


ロッテ

「ってかさ、マダイのあの塔ってなんであんなに階段のある場所バラバラだったわけ?屋敷から塔までは楽に行けんのにそっから頂上まで一気に登れないとか…」


マダイ

「最初は四角型の屋敷だけだったんだけど、本を置く倉庫を作ろうと思って真ん中に塔を作ったんだ。そうして自分好みの配置にしていったら階段を置く場所が無くなって、それでも欲しい本がどんどん増えて、どんどん改築して上に伸ばし続けてたら予算が尽きてああなった」


アレン

「わあ違法建築だ!訴えられるぞ、アウトだ!」


ロッテ

「火事になったらすぐに逃げられない構造だから消防基準法にも違反してる、アウト!」


マダイ

「僕専用の場所だったんだし僕は魔族なんだから良いだろ、別に人間界基準にしなくたって」(イラァ)


* * *

もしもシリーズ~もしも相手がロッテだったら~


後ろから黒髪ロングのロッテの肩を掴むヲコ


ヲコ

「おお?なんだハズレか。…でもいい面してんな、嫁にしてやってもいいぜ」(ニヤニヤ)


ロッテ

「本当?嬉しい!じゃあ会ってもらいたい人がいるんだけど」


転移の魔法陣で移動するロッテ。その先にいるリッツ。


ロッテ

「リッツ聞いて。こいつがあたしの肩掴んでハズレとか言ってきたの、最悪」


リッツ

「…ロッテに向かってハズレ…?お前何様のつもりだ…?」(目ガンギマリ)


ヲコ

「ヒッ、ちょ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ…」


(間)


ロッテ

「あっはは、前魔王の息子強いわぁ☆」


* * *

エリーが三匹のネズミシリーズを存在すら知らない理由


待望の子供が生まれてウキウキしているスロヴァン


スロヴァン

「フロウディアに絵本を買おうと思うんだけれど、どんなのがいいかな?私は三匹のネズミシリーズが好きだったからとりあえず数冊は揃えたい…」


アリア

「却下」


スロヴァン

「え」


アリア

「却下。私ネズミ嫌いなの。子供のころ噛まれて傷口が化膿して熱がでて死にそうになったの。そのせいで初めて手に入れた主役を降板させられたの。クソネズミ一匹のせいで初の主役を降ろされたうえに死にかけたの。だから私ネズミ嫌い。絵だろうがネズミは見たくない。却下」


スロヴァン

「…そっかぁ」(シュン)


* * *

ジルとリギュラ(仲悪い)


ジル

「おい、俺はこの国を中心に世界を手に入れるぞ、てめえこの国では古株のモンスターなんだろ?仲間にしてやってもいいぜ?」


リギュラ

「はっはっはっはっ、何様のつもりだ君は?僕は興味が無いからそれは君で勝手にやってくれ」


ジル

「あ”あ”?仲間にしてやってもいいって魔族の俺が言ってやってんだぜ?」


リギュラ

「魔族だからなんだ?そんなに偉いか?」


ジル

「偉いに決まってんだろ、てめえはモンスター風情で俺は魔族様だぞ」


リギュラ

「ああそうか、よかったね、バイ」(暗闇に紛れ消える)


ジル

「…あ、おいゴラ!(何だあいつ、弱っちい人間がアンデッドモンスターになっただけのくせにスカしやがって、気に入らねえ…!)」(イライラ)


リギュラ

「(いくら男でもああいうのは好みじゃないなぁ。顔も性格も粗雑すぎて話にならない。やはり男は品がなくては)」


* * *

ケッリルは必死でした


ジル

「ようオッサン、てめえリギュラのお気に入りみてえだな、俺の配下になれ。そうしたらあいつも俺の配下になるだろうからな」


ケッリル

「誰だ!?それよりリギュラって誰…」


ジル

「いいから来いオラ!」


ケッリルの胸倉を掴むジル、武術でジルをぶん投げるケッリル。

イラッとするジル、爆発魔法を使おうとするが顔に傷をつけたらリギュラが仲間にならないと踏みとどまる。


ジル

「いいからてめえ…」


武術でジルの手をひねり上げるケッリル


ジル

「んだてめえこの野郎人が手加減してやってたら…!」


ジルの後頭部に蹴りを入れて逃げるケッリル、でも魔族で体が丈夫だから人の蹴りが効かないジル、ケッリルを捕まえる。


ジル

「てめえいい加減に…」


ジルをぶん投げるケッリル。


ジル

「おいてめえ…」


ジルの肩を外すケッリル。


ジル

「んだゴラこの…!」


ジルのあごに蹴りを入れるケッリル。


ジル

「(ブチィッ)てめえいい加減にしろおお!」


こうしてケッリルは魂を取られてレイスにされ体を人質に取られた。


* * *

もしもシリーズ~アレンが普通に話したら~


ジルと対面を果たし、協力関係まで話を持って行ったサード


サード

「こいつらはうるせえから俺が良しというまで黙らせてんだ。特にそこの(茶髪のカツラかぶったアレン)がうるせえ」


ジル

「ふーん、どれくれえうるせえんだ、ちょっと喋ってみろよ」


しばらく気を張って黙っていたアレン

「え、俺喋っていいの?いや俺さっきからすげー鼻水垂れそうでさ、さびーのなんの、ねえティッシュ持ってない?ティッシュティッシュ、もう鼻水…あ、もう垂れてんじゃん!あっはは、俺もう鼻垂れてる!やべ、すげー垂れてんじゃん、どうしよ、ところでティッシュ持ってない?鼻かまないとやってけないわ、ところでジルってその服装寒くねえの?俺見てるだけでめっちゃ寒いんだけどウケる、この寒さで素肌に一枚ジャケットはねぇだろ見てるだけで俺凍えそ~!見て俺の指の爪めっちゃ紫色になってんだぜ見る?見る?ところで魔族って爪の先寒くて紫色になんの?俺の爪の紫色見る?人間寒いと爪の先こうなるんだけど見る?なあ見る?俺の爪こんな紫…」


ジル

「うるせえ」(アレンをぶん殴る)


アレン

「リフジンッ」


サード

「だからうるせえって言っただろ」


* * *

ぉまじなぃ☆


ジルの持ってきたファンシーなゆるふわ占いを教えるミラーニョ


ミラーニョ

「…というわけでこれは完璧に効果の出る魔術ではなく、それなりに効果がありそう程度の人間の少女らが好むお遊びみたいなものです。確かに人間の民間信仰に則った方法ではあるでしょうがジルの望む魔術ではありませんよ。こんな小指に赤いマニキュアだのお風呂にピンクのバスソルトだので人の心が簡単に動くのなら人間全員が同じことしてます。全員がこんなことしてないってことは効果がないってことです」


ジル

「…チッ、そうかよ。……、ところで人間の民間信仰?それ効果あるのか?」


ミラーニョ

「まあ人間は力のある魔族のジルと違って知恵で何でも乗り越えようとしますからね、民間信仰は長年の人間たちの知恵の結晶ともいえるので、現実に則ったものもあると思いますよ」


ジル

「…ふーん…」


―その夜―


ジル

「どれくらい入れればいいんだこれ…」(ピンクのバスソルトを風呂にザパーっと入れる)


ミラーニョ

「(ええ…あのジルがピンクのバスソルト風呂に入れてる、キモォ…。もしかして馬鹿か?本当に馬鹿だったのかあいつ…)」


―次の日―


エリー

「(…ジルの小指の爪赤い…マニキュア?何でそこだけ塗ってんの、意味わかんない)」


* * *

魔法を使おう


イクスタ

「サムラ、お前たまに魔法使わねえと体調悪くなんだろ?たまには魔法使えよ?」


サムラ

「じゃあ幻覚魔法使いますね。すごく魔力使うらしいので」


イクスタ

「ふーん…。…そういやサムラ、お前勇者一行とどんな旅してきたんだ?」


サムラ

「えーと、初対面はこんな感じ…」


エリー、サード、アレン、ガウリスを幻覚魔法で出して動かして初対面を再現するサムラ。


幻覚アレン

「依頼ヲ受ケナイト赤字ダゼ!イッパイ仕事シヨウゼ!」


幻覚ガウリス

「依頼ガンバリマショウ!」


サムラ

「そんな話を聞きつけて僕がこう近づいて、それなら魔法の眼鏡屋さんに連れて行ってくださいって頼んで、移動しながらこのタテハ山脈の事情を色々話したら…」


幻覚サード

「ソレハ国ヲ作ルノガヨロシイデス!」


幻覚エリー

「私モ手伝ウワ!」


イクスタ

「…(何だこのガキのお遊戯会みてえな棒読み…)」


* * *

イクスタには内緒にしていた顔


サムラの幻覚魔法で勇者一行とのこれまでを再現してイクスタに見せているサムラ。それを見て近づくミラーニョ。


ミラーニョ

「ほほう、ここまで苦も無く操るなんてすごいですね。可視化して触れられるほどの幻覚魔法は力が暴走しやすいんですよ」


イクスタ

「へえ、これそんな高等な術なのかい?すげえな。…ところで」


幻覚のサードを指さすイクスタ


イクスタ

「たまに勇者の顔がすげえ悪人面になるのは何でだ?」


サムラ

「!?気のせいですよ!」


慌ててシュッとサードの顔を表向きの表情に直すサムラ


イクスタ

「??」


意味が分かっていないイクスタ。笑いを堪えるミラーニョ。


* * *

言葉の現実化


リビウス

「そういえばベルーノどうして死んだの?俺はな、俺はな、海で美味しそうな魚みつけて海に潜ったら息できなくなってな!」


昔を思い出すように遠くを見てから筆談するベルーノ


『昼過ぎに店の客が途絶へたので家外の椅子に妻と並んで座り、春の日差しに暖まり風に吹かれ用意した珈琲を飲んでいたら何とも幸福な心地で、「あゝ幸せな時間だ、このまま死んでしまいたい」と呟いたら力が抜け妻の肩にもたれてこと切れた』


マイレージ

「…怖っ…」


ナディム

「いや、考えようによってはこの上なく幸福な死だと思うよ僕は」



ついでに四人の死因

リビウス…溺死

マイレージ…自然死(老衰)

ベルーノ…自然死(原因不明)

ナディム…窒息・圧迫・飢えからくる衰弱死


* * *

超高性能翻訳者メルド


メルドに必死になって冒険の話をするリビウス


リビウス

「それでな、魔族が俺に攻撃してな、俺魔族にやったなこのーって言った!」


メルド

「(すごい、リビウスは魔族の攻撃を受けても倒れないで立ったまま話しかけたんだ)攻撃受けてリビウスは痛くなかったの?」


リビウス

「痛くない!俺強い子だから!でな、でな、俺がビューって走ったらな、魔族が何でって走ってな、俺追いかけてな!」


メルド

「(魔族に攻撃されたのに走って追いかけて、それもどうして自分の攻撃を受けたのにお前は動けるんだって魔族がリビウスに脅えて逃げだしたんだ!?)リビウスが追いかけて、どうなったの?」


リビウス

「魔族な、俺に来るなって言いながら逃げてな、でも俺待てーって追いかけてババーンってこうして、ずっと下に魔族バーンって!」


メルド

「すごい、魔族を素手で捕まえたうえに崖の下にぶん投げたんだ!リビウスすごいね!ねえそれからどうなったの?」


リビウス

「うん!そんでな!そんでな!」


~数ヶ月後~


エリー

「ねえ、メルドは本当にリビウスの話分かっていたの?」


リビウス

「うん!メルドすごい俺の言うの全部分かってた!」


エリー

「ふーん…(本当かしら)」


* * *

(察し)


リビウス

「あれメルド怒ってる?どうかした?」


メルド

「お父さんにインラス一行のリビウスはどんな人か聞いたらすっごく暴力的で怖い人だって言うんだ、リビウスはそんな人じゃないのに。リビウスは優しいもん、人を傷つけたこともないでしょ?」(プンプン)


リビウス

「ううん、俺…。あ。……。う…あ…あ…ああ…」(人を殺したこともあるって言おうとしたけど医者になって人を助けたいメルドにそんなこと言ったら嫌われると思って何も言えなくなった)


メルド

「…」(察し)


メルド

「い、いいんだよ!別にリビウスが過去に何したかとか、僕気にしないから、リビウス優しいのに変わりないもんね!」


リビウス

「あ…あああ…俺…俺…、ああああ…!」(思わず逃げる)


メルド

「ごめん!ごめんごめん、もう何も聞かないから戻ってきて!ねえ、リビウーーーース!」


* * *

通過儀礼


マイレージの娘の彼氏

「(娘さんを僕にくださいって言いにきたけど…インラス一行のマイレージさんにそれ言うのすごく緊張する…)」


マイレージ

「で?要件は」


マイレージの娘の彼氏

「(すごく睨んでる…こ、怖…!でも言わなきゃ…)む、娘さんを!僕にください!」


マイレージ

「おう、いいぜ」


マイレージの娘の彼氏

「えっ(こんなあっさり!?)」(顔を上げる)


マイレージ

「この俺に勝てたらな…!」(ゆっくり立ち上がり指をゴキゴキと鳴らす)


マイレージの娘の彼氏

「」


マイレージの娘

「あはは大丈夫、大丈夫、これお父さんお得意のジョークだから」


マイレージ

「ふふん」(ビビってる姿見て満足)


マイレージの娘の彼氏

「…(おしっこちょっと漏れた…)」(涙目)


* * *

許さんよ


マイレージの娘の婿

「お義父さん、結婚を許してくれてありがとうございます。結婚式も無事に終わりましたし皆さんに祝ってもらえて本当に嬉しいです」


マイレージ

「ま、俺の娘が選んだ相手なら間違いねえだろ。だがなぁ…」


婿の肩をガッと掴むマイレージ


マイレージ

「もし娘を泣かせるようなことがあれば、てめえのその頭消し飛ばすぞ。俺はそうやって裏武闘の世界で何百もの男の頭を跡形もなく消し飛ばしてきた」


マイレージの娘の婿

「」


マイレージ

「ハッハッ、冗談だ冗談」(手を離す)


マイレージの娘の婿

「(目がガチだった…!)」(ガタガタガタ)


* * *

これはエディンム地下墳墓辺りの後書き用に書いたけど話の大幅改変で内容に合わせられなかった。ついでにその場に居なかったカーミとイルル追加。


百メートル走の速さ番付


~ここから下、オリンピックに出られるレベル~


一位…リビウス「俺一番!やった!」


二位…サード「足だけ速くても意味ねえだろ、ケッ」


三位…ガウリス「これくらい走られたなら十分ですよ」


四位…マイレージ「身体能力向上魔法使えばリビウスより速ぇんだからな、俺は!」


~ここから下、体育祭で活躍できるスピード~


五位…アレン「地元じゃダントツで速かったんだけどなぁ、俺」


六位…カーミ「ねえ知ってる?走るより黒魔術使った方が楽に移動できるんだぜ」


七位…ナディム「魔族で持久力はあるから長距離はいけるけど短距離はちょっと…」


~ここから下、体育祭が嫌いなタイプ~


八位…ベルーノ『運動は苦手だ』(筆談)


九位…モディリー「いやいやいや、五十代後半に走るスピード求めんのがまずおかしい」


十位…エリー「どうせ足遅いわよ。ふーんだ」


~枠外~

イルル「自前の能力があれば別に走らなくともいいんでどれくらい速いのかどうか…」


ヒズ「どうやってもスタートでこけちゃいますう…」(シュン)


* * *

新しい目覚め


エリー

「それにしてもオビド本当にキュルンとした可愛い顔してるわよね、女の子の服着せたら全然違和感なさそう」


オビド

「まあな、母親の顔と体格に寄せてっからな。ほぼほぼ男の要素皆無の姿だぜ、これ」


バーソロミュー

「その顔と体格では周りから侮られやしないかと余は心配しておったがな。トップとしてよく皆を従わせていたものだ」


オビド

「まあ黒魔術で強制的に服従させてたってのが大きいが、一部の野郎どもは女顔の男からいたぶられるのに快感覚えてる奴もいたぜ、あいつら死ぬ一歩手前までいたぶっても喜ぶのな。どうしようこいつらの扱い分からねえって一時期悩んだ」


バーソロミュー

「それでもうまく回してたようだな、安心した」


エリー

「(安心したでいいんだ、それ)」


* * *

三兄弟の幼き日


幼いリアン

「あの…僕、もっとバーソロミュー兄さんと仲良くなりたくて…一緒にあそぼ?」


成人バーソロミュー

「…(え、ええ~~~!?いつもオビドからのいじめを全部リアンに押し付けてるのにそれでも余と距離を詰めようとしてくれているのかリアンは!?あああああ、可愛い、余の弟の心が清すぎて尊い…!遊んでやりたい、鬼ごっこでもかくれんぼでも何でもいいから飽きたとぶー垂れるまでずっと一緒に遊んであげたい!だが…だが…!)」


成人バーソロミュー

「余は成人を迎え次期皇帝となる第一皇太子バーソロミューであるぞ、子供のお遊びなどに付き合ってられんのだ、オビドにいじめられそうになったら呼んでやるからあっちで遊んでおれ」


幼いリアン

「…」(シュン)


成人バーソロミュー

「ふん(済まないリアン、済まない…)」


* * *

三兄弟の幼き日2


幼いリアン

「あの…オビド兄さん、これ、兄さんの絵描いたの…」


絵をおずおずと見せるリアン、受け取るオビド


少年オビド

「…(え、え~~~!?俺こんなにお前のこといじめてるのに、それでも俺の絵描いてくれたの?うわああめっちゃ嬉しいんだけど、つーか絵上手~~~!やべ嬉しすぎて泣きそう、可愛すぎじゃね俺の弟、抱きしめてえええ、でも…でも…!)」


少年オビド

「ああ?へったくせえ絵だな!要らねえよこんなもん!」(絵をビリビリに破り捨て足で踏みつける)


幼いリアン

「あっ…」(涙目)


オビド

「へっ、これくらいで泣くのかよ?クソだせえ(ごめんな、リアンごめんなぁあ…)」


* * *

その場の雰囲気


サード

「サンシラ国の男は全員戦えるっていうじゃねえか」


ガウリス

「はい、その通りです。その力を養うためにサバイバル生活を子供のころからしていますから」


サード

「つったって集団の戦いの時には隊列組んだりするだろ?兵士ならいざ知らず、そんなバラバラな生活送ってた一般人がいざ戦うって時に兵士と同じくまとまって動けるもんか?」


ガウリス

「ええ、何となくその場の雰囲気でまとまって動けます」


サード

「…。その場の雰囲気で?」


ガウリス

「その場の雰囲気で」


* * *

その場の雰囲気2


サード

「じゃあサンシラの女はどうなんだよ?男と違ってサバイバル生活送ってねえのに、ガキがさらわれた時カドイアの兵士相手に隊列組んで押し進んだっていうじゃねえか」


ガウリス

「国のあちこちにいる兵士たちが行動確認のため突発的に隊列を組む練習を始める時がありますので、それを見て覚えていたのではと思います。あとは…その場の雰囲気で」


サード

「…その場の雰囲気で武装した兵士たちに突っこんだとでもいうのかよ」


ガウリス

「最終的に母親たちの迫力勝ちだったのでしょう。女性、それも母親の怒りの気迫に男が勝てるわけありませんよ」


* * *

文字を書いてみて ~リビウス~


アレン

「(そういやベルーノの文字って昔風だよな?じゃあ他の皆も文字書いたら昔風の文字使いになるのかな。よしこの本の一文読み上げて書いてもらおう)」


アレン

「おーい、リビウス~、ここにちょっと俺の読み上げる文字書いて欲しいんだけど」


リビウス

「うん!」(ペンを持つ)


アレン

「昔々あるところにお爺さんとお婆さんが住ん…」


リビウス

「今でかい金色のカブトムシ飛んでった!」(ダッシュ)


アレン

「マジで、どこ!?」(ダッシュ)


リビウス

「あっ、あと俺文字書けない!」


アレン

「そっか!オッケー!」


* * *

文字を書いてみて ~マイレージ~


アレン

「おーいマイレージ、ここに俺が読み上げる文字書いてみて~」


マイレージ

「何のお遊びだ?まあいいけどよ…」


アレン

「昔々…(略)」


マイレージ

『昔々、或る処におぢいさんとおバアさんが住んでおりました』


アレン

「…わぁ…難しい文字書けるのより『おぢいさん、おバアさん』書きの可愛さにほっこり」


マイレージ

「俺の時代はこれで十分なんだよ!悪いか!」


* * *

文字を書いてみて ~ナディム~


アレン

「ナディムは人間界の文字は書けるの?」


ナディム

「まぁね。最初は人間界の地図に未だ載ってないレベルの場所にたどりついたからそこで文字と言葉を覚えて、それからこっちの方にきたんだ。そことじゃ文字も言葉も文法も全く違うからこっちの文字と言葉に慣れるのに苦労したよ」


アレン

「何それ!地図に載ってないところの文字とか知りたい、書いてみて書いてみて。じゃあいっくぞ~、昔々(略)」


ナディム

『譏斐??≠繧九→縺薙m縺ォ縺顔絢縺輔s縺ィ縺雁ゥ?&繧薙′菴上s縺ァ縺翫j縺セ縺励◆』


アレン

「何これ怖い」


ナディム

「多分この言語使ってた民族はもう滅びたんじゃないかな、少数民族だったから」


* * *

好きだよね?


アレン

「リビウスっておっぱい好きだよなぁ」


リビウス

「うん!俺おっぱい好き!おっぱいには夢がいっぱい詰まってる!」


サード、アレン、マイレージ

「分かる」(大きく頷く)


* * *

男子トーク


リビウス

「でも皆おっぱい好きだろ?」


アレン

「俺女の子の存在自体が好きなんだよなぁ。そこに女の子が居るだけで幸せになれる」


サード

「俺は顔も見るがな」


マイレージ

「何言ってる、女はケツだろ。なぁてめえらはどうだ」


ガウリス、ナディム、ベルーノ

「…」(聞いて聞かぬふりor無視)


マイレージ

「…おい、こいつらは女のどこが好きか吐かせるぞ!」


アレン&リビウス

「おおー!」


ヒュッとヒズに変わる


ヒズ

「私は笑顔が好きですう」


男たち

「…」(男子トーク中に女子が現れた瞬間のあの気まずい空気)


* * *

やう


アレン

「ベルーノ全然表に出てこないけどさ、せっかくヒズの体使えるんだし何か食べるときぐらいたまに表に出てきなよ。ほら、あそこでアイス売ってるけど食べてみねぇ?」


ベルーノ

『では食べやうかな』


アレン、ベルーノの書いた文みる


アレン

「…やう」


表に出たリビウス

「やう!」


アレン

「やうやうやう!」


リビウス

「やうーーーー!」


ベルーノ

「(馬鹿にされているのかな)」


ガウリス

「昔の文字表記になじみがないから気になってるだけですよ」


* * *

大丈夫なの?


エリー

「ヒズの近くにはマイレージたちがいるじゃない?着替えとかお風呂の時とか大丈夫なの?」


ヒズ

「大丈夫ですよお、そういう時はあっち向いてもらってますう」


~夜九時以降~


エリー

「ってヒズは安心しきってたけど、本当でしょうね?」


腕を組んで睨みつけるエリー


マイレージ

「誰が見るかよ」


ナディム

「こんなに純粋な子が嫌がることはしないよ」


ベルーノ

『同じく』


リビウス

「おっぱい」


エリー

「見てるじゃないのよ!」


ナディムマイレージベルーノ

「見てない見てない見てない!おいゴラてめえリビウス!」(首を横にぶんぶんぶんぶん)


* * *

いいなぁ


ソードリア国城内でアサフのことを話している王子たち


第一王子

「アサフ、今頃どうしているんだろうなぁ」


第二王子

「配下の者が見に行ったら畑の草むしりをやっていたようですよ、この夏の炎天下の中」


第一王子

「…冒険者じゃなく農夫になったのか?」


第二王子

「今はもう何でも屋のようにこき使われているようですよ。全く、あんなのが王族の一人だと思うと情けない…」


従者

「お話中失礼します、アサフ王子から絵手紙が届きました。どうぞ」


絵手紙を受け取る第二王子。第一王子ものぞき込む。


そこに描かれている、パーティ仲間の中心でピースしてスイカを片手に持っている笑顔のアサフ


第一王子

「何々…?『畑の手伝い後に川で冷やされたスイカを仲間全員でごちそうになった、格別に美味い!』、…だって?」


第二王子

「…(このリア充が)」


第一王子

「(どうしよう、何かうらやましい)」


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