さいごに
おかげさまで完結させることができました!
たくさんのご感想、誤字脱字報告に心から感謝申し上げます。
なろうで『女子ウケする面白い小説』とは何かについて、ここまで考えてきました。
最後にひとつ、皆さまに質問です。
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あなたの『強み』は、何ですか?
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あなたの得意分野です。アクションの方も、恋愛の方も、コメディの方もおられるでしょう。情景描写や発想力、読みやすさなら自信があるという方もおられるでしょう。
ウケを狙って一作執筆するとき、あなたの『強み』を最大限、活かすようにして下さい。
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『強み』は、最強の差別化要素です
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このエッセイの冒頭で申し上げたことを、覚えていらっしゃるでしょうか。
戦場に送り出す作品として、まずはこんな選択肢があります。
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【選択肢】
①テンプレをなぞった物語
②私が書きたい、私的には理想の物語
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このエッセイは、①のテンプレなどについて主に考察してきたものです。②には否定的だったはず。
でも、『書きたいこと』って、たいてい『好きな題材』。好きだからこそこだわるし、妥協もできないですよね?結果、『強み』になるのではないのかな~、と思うのです。
私は最初にこうも書きました。
①を選んだ場合。
流行の物語ですから、文章がある程度書ける方なら、それなりのPVとブクマを得ることはできるでしょう。ただ、よほど地力があるか、運がよくない限り、ランキング入りは難しいと思われます。
だって、みんなと同じだから。
あ、先読めた。中身ねぇわ、つまんねー、と思われたら読者は離れていきます。
王道だからこそ、流行っているからこそ、読者はシビアです。
①をそのまんま、みんなと同じように書いたって勝ち目はありません。
でも、そこにあなたの『強み』=最強の差別化要素が加われば、勝負はわからなくなります。
戦略のヒントはいくつか提案しました。他にも思いつくものがあれば、ぜひ実践してみて下さい。あとはそれを踏まえて、あなたの『強み』を最大限に活かすプロットを作り上げ、執筆するのみです。
『あなたの書きたいもの』を題材に、ウケる要素を取り入れて、最大限の営業努力をして、ぜひランキングを勝ち取ってください。
ここまで拙作におつきあいいただきまして、誠にありがとうございました。
了