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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

第三のエッセンス――本当の意味での「異世界」 ――居場所も、権利も、意志も奪われ、呪いを授かった。

最新エピソード掲載日:2026/11/02
マーカス・コーエン、19歳。学生。家族は健在で、友人もいる。

僕はただの普通の人間だ。なのに、どうして僕が巻き込まれた?

目を覚ました――そう思った。けれど、そこにあったのは病院ではなく、石造りの広間。待っていたのは厳しい歓迎と、「勇者」という称号だった。

勇者? 冗談じゃない。家に帰してくれ!

僕の言葉は無視された。そして、まるで僕自身がただの道具であるかのように、「勇者なら世界を救え」と命じられた。

教えられたことは、ほんのわずかだった。

この世界には、三つの「火」がある。三つのエッセンス。

「力のエッセンス」は、その名の通り、力を操ることができる。

「魂のエッセンス」は、魂から何かを創り出すことができる。

そして「感情のエッセンス」は――むしろ、呪いに近い。

それを宿した者は、正気を保てない。

さて、僕の中で目覚めたのは、どれだと思う?

でも、僕はどうすればいい? どうやって生き残ればいい?

だって、この力がなければ、僕は箱ひとつ持ち上げることすらできない。

僕が残した記録が、いくつかある。

もしかしたら、その中に何かが見つかるかもしれない。
奪われた者
2026/11/02 22:17
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