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ヴィランが戦隊ヒーローに潜入してみた  作者: 夏川冬道
ブシドージャーキャンプ編
6/38

アクティビティ! フィッシング! カレーライス!

 マイクロバスに揺られて数時間後、ブシドージャーと春風は目的地であるキャンプ場に到着した。

「常陸様に縁がある人がこのキャンプ場のオーナーなのである程度融通がきくんですよ」

 涼太の説明を春風は流し聞きしてキャンプ場を眺めた。自然豊かな場所だ。懐かしいなと春風は思った。

「荷物を持ってあそこに見えるコテージに行ってね」

 水無瀬柚がブシドージャーのメンバーをコテージに誘導した。柚はかなり張り切っていた。

「水無瀬さん、すごい張り切っている……」

 そこに緋月が近づいてきた。

「柚、荷物は僕が運ぶからね」

 そう言って緋月は柚の荷物を持って颯爽とコテージに去っていった。


◆◆◆◆◆


 コテージに荷物を運びを入れたら、しばらくは自由時間と言うことで自然を満喫することになった。

「上里ちゃん、釣りの姿勢が堂にはいっているけど経験者かい?」

 春風はブシドーイエロー、秋山一浩とブシドーピンク、鳳来寺夏姫と釣りを楽しんでいた。

「まぁ、子供の頃少しかじったことがあるぐらいです」

 そう言いながら釣り堀に釣り糸を垂らす三人。太公望きどりで魚がかかるのを静かに待っていた。

緋月と柚は二人で仲良くカヌーに出かけ、涼太は麓まで自転車で夕飯を買い出しに向かった。みんな忙しい中、春風は静かに水面を見つめる。明鏡止水の精神だ。釣りの達人の田舎のおじさんが教えてくれた釣りの必勝法を脳内で思い出していた。

「あっ魚がかかりましたわ!」

「この手応えは大物だぞ! 上里ちゃん、網を持ってきて!」

 夏姫の釣り竿に魚がかかり、三人がかりで魚を捕まえようとする。数分間の死闘の末に大きな魚を捕まえることができた。

「これは明日の朝食のときに焼き魚にして食べよう」

 そう言って三人は笑った。


◆◆◆◆◆


 アクティビティを楽しんだ一行も夕暮れになり夕飯の時間になった。

 今日の夕飯は涼太が作った特製カレーライスだ。このカレーライスの味次第では春風の今後の身の振り方が変わる。そんな予感を春風は感じていた。

「いやぁ……カヌーのパドルを湖に落としたときは焦ったよ。ひーちゃんがパドルをなんとか引き寄せてくれたからなんとかなったけど、どうなるかと思っちゃった」

 柚はカヌー遊びの出来事を語った。その表情ははしゃいでいて緋月とのカヌー遊びがとても楽しかったことを物語っていた。春風は微笑ましさを感じていた。ここで春風はちらっと視線だけで緋月を見た。少しだけ気恥ずかしい表情をしていた。

「皆さん、カレーライスが出来ましたよ」

 そこに涼太がキッチンから出てきてカレーライスができたことを告げた。ブシドージャーの面々は各自盛り付けをしていった。春風もそれに習いカレーライスを盛り付けていった。

「今日のカレーはバターチキンカレーです」

 バターチキンカレー……それはイギリス風のカレーだ。春風のお腹の音が鳴った!

(早くバターチキンカレーを食べたい!)

 はやる気持ちを抑えつつ春風は静かに席に着きバターチキンカレーをテーブルに置いた。そしてブシドージャーのメンバーも続々と席に着いた!

「それでは今日という日に乾杯!」

 緋月の温度でブシドージャーのメンバーと春風は乾杯をした!

 春風は矢も楯もたまらずバターチキンカレーに手を付けた!春風の舌にスパイスの程よい辛味とチキンのうまみが広がっていく!

「す、凄くおいしい! こんなカレー生まれて初めて食べた」

 思わず春風はバターチキンカレーの味の感想を率直に述べた!

「上里さん、僕はカレー作りに自信があるんです。おいしいのは当たり前でしょう」

 涼太はどこか誇らしげな表情で春風を見た。

「涼太さん、よかったね。カレーの味が上里さんに褒められて」

 緋月は涼太に微笑みかけた。

「上里さん、おかわりもたくさんありますので、どんどん食べていってくださいね」

「はい、いっぱいおかわりします!」

 涼太は優しい瞳でカレーのおかわりを承諾した。和気あいあいとした雰囲気で夕食の時間は楽しく過ぎていった。

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