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さらば、東照院


 夕方の東照院学園都市。なんとか旧図書館棟から戻ってきた春風たちを迎えたのは名倉先生だった。

「旧図書館棟に隠し部屋!? 一体誰がなんのために隠し部屋を作ったの!?」

 美夜からの報告に名倉先生は目の白黒させていた。

「コホン……名倉先生、徳川理事長に連絡してください……幽霊騒ぎの犯人を捕まえました」

 涼太は家照理事長に連絡するよう名倉先生に促した。

 名倉先生はすぐに携帯を取り出して徳川家照理事長に連絡を取った。

「……これで一件落着ですね」

 涼太はそう静かに呟いた。

「……しかし、幽霊騒ぎの動機は謎のまま」

 春風は入江義秋が幽霊騒ぎを起こした理由を考えたが、よくわからなかった。

 謎が謎のまま終わる感じがして春風はモヤモヤしながら家照理事長の到着を待った。


◆◆◆◆◆


 東照院学園都市のどこかにある屋上、そこにイヌガミが立って景色を眺めていた。

「……幽霊騒ぎは無事に解決しましたか」

 イヌガミの視点は図書館の方向に向けられていた。イヌガミの表情はわずかに微笑んでいた。


「……イヌガミ様、そこにいたのですか」

 イヌガミが振り返るとそこには牧野みるくの姿がいた。

「みるく、迅速な情報提供感謝します」

「伊達に情報通をしていませんよ」

 みるくはそう言って笑った。

「また何かあったら私に連絡を頼みます……大禍社は最近バタバタしているのですぐに駆けつけられるかはわかりませんが」

「大禍会に何かあったんですか?」

「えぇ……最近、何かと忙しいんですよ……山狗会の動きが活発でして」

「大禍会も大変ですね」

 イヌガミはそう言って苦笑いした。


◆◆◆◆◆


「退魔師め……まさかこの妖術師、入江義秋が遅れをとるのは思わなかった」

 入江義秋は葉月涼太にしてやられたのを悔しがった。

「しかし、あの退魔師はなぜ私の隠形を見破ったのだ……妙だな」

「あの退魔師の身辺を探ってみるか」

 義秋は不敵に笑った。

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