表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/38

空飛ぶ安宅船


 逃げる久留島炎鬼! 追うブシドージャー!

「待て! 久留島炎鬼!」

 炎鬼は明智邸の廊下を抜け、庭を入った! 少し遅れてブシドージャーが庭に入る!

「回り込むぞ!」

 ブシドージャーは二手に分かれて炎鬼を追い詰めようとした!

「ところで、庭に仕掛けた罠はどうしたのでしょうか」

 涼太は昼に庭に仕掛けた罠を思い出し、罠のおいてある周辺に向かった!

 調べた結果、罠は動いていない!

「……不発に終わりましたか」

 涼太は残念そうな顔をした。その直後、炎鬼が涼太を襲撃した!

「孤立は死を招く!」

 炎鬼のパンチが涼太に当たる! そのまま涼太と炎鬼は格闘戦に突入した!

 涼太と炎鬼が格闘していることに気づいた緋月と一浩が急いで駆けつけた!

「増援か!」

 炎鬼は単筒から鉄球を発射!周囲にいたブシドージャーは怯んだ!

 その隙を見て炎鬼は逃げ出そうとした!

「!?」

 その時、昼間に仕掛けられた罠が作動した! 足の激痛に苦しむ炎鬼!

「もう逃げられないぞ!」

 ジワジワと炎鬼に迫るブシドージャー!

 そこに謎の砲弾が襲いかかる! 慌てて回避するブシドージャー!

 上空を見上げれば空飛ぶ船が明智邸上空に浮かんでいた!

「あれは安宅船!」

 驚くブシドージャーに次々と亡霊船員が降下していく! 

「助かったぞ!」

 炎鬼は救援が来たのか安堵の表情を見せた!

「キャプテン、今引き上げます!」

 亡霊船員は瞬く間に久留島炎鬼を囲み安宅船に引き上げられていった!

「まさか、こんな隠し玉を持っていたなんて」

 ブシドージャーは呆然と安宅船が遠ざかるのを見送るしかなかった。


◆◆◆◆◆


「……黄金の仏像を奪われるのは阻止したが空飛ぶ安宅船で逃げていったと」

 緋月の報告を聞いた鳳来寺花月は険しい顔をした。

「単独犯かと思えばまさかの組織的な犯行とは……」

 花月はそこまで話すと考え事を始めた。

「花月様……どうかしたのですか?」

 思わず涼太は花月を心配するような表情を見せた。

「久留島炎鬼のバックにいるのが大禍社ではないのなら山狗会以外にありえないわ」

「……山狗会」

「……山狗会ですか」

 ブシドージャーと花月の間に重苦しい空気が包み込んだ。


◆◆◆◆◆


 久留島炎鬼襲撃から数日後、ブシドージャーは亜門島から離れる日がやってきた。

 フェリーの見送りに投野老人と明智氏、そして冬姫が駆けつけてきた。

「黄金の仏像が守られたのはブシドージャーのおかげです」

「大部分は冬姫さんのおかげですよ」

 緋月は感謝の言葉を述べる明智氏に謙虚に答えた。

「ブシドージャーの皆さん、また会いましょう」

 投野老人はブシドージャーに一生懸命別れの挨拶をした。

 不気味な謎を残しながらブシドージャーの亜門島滞在は終わりを告げるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ