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大禍社の書庫にて

 とある午後の昼下り、上里春風は大禍社の書庫にやってきていた。そこには妖魔に関する資料が所蔵されており、葉月涼太の母親に関する資料が残されているはずである。

 薄暗い書庫内を春風は懐中電灯片手に探索していた。

「葉月さんの母親に関する証言によると名前はすずらしいけど、それらしい資料は見当たらないなぁ……」

 涼太の母に関する情報はなかなかでてこなかった。それでも一縷の望みをかけて探していると、突然誰かに肩を叩かれる感触を感じた。春風は素早く振り向いた。

「ごめんごめん、珍しいお客さんが来たからついちょっかいをかけたくなって」

「あなたは……サトリ様!」

 その和装で短髪の少女……大禍社の幹部の一人であるサトリは屈託のない表情で笑った。


◆◆◆◆◆


「なるほど、すずという妖魔の資料を探していたと」

 サトリと春風は書庫の応接室でハーブティを飲みながら会話していた。

「書庫の資料が膨大で自分では探せませんでした」

 春風は恐縮顔をした。

「それならボクが資料を探してこようか?」

「えぇ!?」

「この書庫、めったに人が来ないから暇してたんだ……大丈夫、この書庫はボクの庭のようなものだから、大船に乗ったつもりでいいよ」

「幹部のサトリ様の手を煩わせるわけには行きません!」

 春風は慌てて制止した!

「ボクが勝手に手伝ってるだけだから問題ないよ」

 サトリは涼しい顔だ。春風の制止の甲斐なくサトリは書庫に消えていった。

「行ってしまった……」

 春風は途方に暮れていた。仕方なく、春風は応接室で待機することになった。


◆◆◆◆◆


 一方、琴城家の屋敷ではちょっとした事件が起きていた。

「鳳来寺の本家から手紙が届いてブシドージャーは瀬戸内海にある鳳来寺家の別荘に来いと言うそうだ」

 緋月の言葉は少し震えていた。

「おばあさまからの招集……一体何が起きたのでしょうか?」

 夏姫も真面目な表情で手紙を見つめていた。

「とにかく、急いで鳳来寺の別荘に向かうぞ」

 こうして、刀神戦隊ブシドージャーは瀬戸内海に向かうのであった。そして、この出来事が春風たちにどのような影響が起きるのか誰にも分からなかった。

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