第0話 START
ナイトメア。それは「芸夢」のことを指す。芸夢を見てしまったら、ゲームをクリアするまで目を覚せなくなってしまう。また、芸夢で受けた傷は現実世界にも影響する。そして、芸夢内で脱落した者は、永遠の眠りにつくことになる____________。
ここは、夢の中の世界。自然あふれる都会という、完全に矛盾した風景が闇の中に浮かび上がる。参加者たちは、ここ「芸夢」でデスゲームを行うのだが、それを知っている人はいない。
その中を歩くものがいた。目を閉じて、おぼつかない足どりでふらふらと歩いている。
「なんか変な場所に迷い込んじゃった・・・。やけに静かだな・・・。」
彼の名は欠伸神太。彼も参加者のうちの一人だ。ふらふらと歩いているのは、目を閉じているからだろう。だが頭にはヒヨコがいて、そのヒヨコが神太の視覚の代わりとなっているようだ。
「ここ、どこだろう・・・?」
どうやら彼もなぜここにいるかわからないらしい。他に誰がいるのか。心細くなった神太は叫んだ。
「おーい!誰かいますかー!」
神太の声は遠くの山に虚しくこだまするだけだ。
「返事がない・・・」
その時だった。神太の近くから、音が聞こえた。よく聞いてみると、それは銃をリロードする音だ。
「は?」
神太は驚いて、一瞬静止した。だがそのうちにも銃弾は迫ってくる。神太は我に返り、自分が何をするべきなのか瞬時に思考を巡らせた。そして、跳んだ。
銃弾が神太の足元をかすめる。間一髪だった。と同時に、草むらが大きく揺れ、男が現れた。
どこかの学校の制服だろうか、身にはスーツのような服装をまとっている。手にした銃からは、煙が漂っていた。
神太は警戒心を解かずに訪ねた。
「誰?」
「ふつうそっちから名乗るもんじゃないのか?」
即答だ。抑揚のない声は不思議な迫力を持っており、神太は思わず従った。
「は、はい・・・。欠伸神太です・・・。」
神太は名乗った。男は一瞬満足げな顔を見せたが、すぐにポーカーフェイスへと戻った。
「俺は永泉栄興だ」
その男_栄興は先ほどのような無機質で抑揚のない声で機械的に答えた。
神太はさらに質問を続ける。
「あの・・・ちなみになんでさっきいきなり撃ってきたんですか・・・?」
「あれは愛情表現だ」
予想もしなかった解答に、神太は思わず目を開きそうになるのをぐっとこらえて突っ込んだ。
「愛情表現!?あんな乱暴な!?」
その時、神太の耳はあるざわめきをとらえた。
「ん?あっちがさわがしいな」
胸騒ぎがして、栄興の手を取る。
「永泉さん、行きましょう!」
「え、ちょ、ま・・・」
栄興の抵抗もむなしく、半ばズリズリと引きずられるように神太を追いかけて行った。
皆さんどうもこんにちは!Akubishinです!今回は初投稿ということで、僕がScratchで作っているアニメの小説版を作ってみました!気に言ってもらえたらうれしいです!初心者で、知らないことも多いですが、これから何卒よろしくお願いします!
原作↓
https://turbowarp.org/1304600288




