プロローグ
初めまして景色です。小説を投稿するのは初めてなのでおかしな言葉遣いになっているかも知れないです。
僕が佳耶さんと過ごしたことは、たった一円の価値すらない。
少なくとも金額に換算するのなら、佳耶さん自身には十億もの価値がある。
本当に大切なものはほとんど目に見えない。人間は関係や想いをなんでも形にしたがる。
関係や想いを証明するように。
プレゼントや結婚指輪がその代表的なものだろう。けれど、それだけでは本当の気持ちはわからない。どれだけ高価なものを贈ったとしてもそれが本当に相手を思ってのものなのかわからない。
叶うことなら、僕は自分の気持ちをちゃんと証明したかった。
それができていればこんなことにはなっていなかった。
僕の目の前には十億円が眠っている。
今の佳耶さんに話しかけても言葉は返ってこない。笑いかけても笑い返してくれない。
病室を出て夜道を歩きながら、今までのことに思いを巡らせる。佳耶さんといることは正しかったのか間違っていたのかはわからない。
ただ一つだけ確かなことがある。佳耶さんと出会って僕は救われた。それなら出会ったことは間違いだったのではなかったはずだ。
僕にとっては、あの人が僕に遺した条件には納得のいく答えを出せたのだろうか。それだけが心残りだった。
僕と佳耶さんの思い出を振り返る。その間も、家に向かってただ歩き続ける。
これから頑張ります。次回不明




