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エーテルコード:世界構造  作者: エトコッコ
エーテル

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エーテルファクター

■概要

エーテルファクターとは、エーテルコードとして生まれた者の中でも、体内のエーテルが覚醒し、その力を発現した者を指す名称である。

その歴史は非常に古く、古代から世界各地にその存在が確認されている。


・歴史

歴史上で「聖者」「魔女」「巫女」「異能者」と呼ばれた人物の多くは、実際にはエーテルファクターであったという記録や伝承が数多く残されている。

当時はエーテルに関する知識が存在しなかったため、その力は奇跡や呪術、神術として解釈され、宗教や民間伝承の中で語り継がれていった。


・覚醒

エーテルファクターへの覚醒は4〜12歳で発現する例が最も多く、特に幼少期から思春期にかけて覚醒する傾向が確認されている。

一方で、成人後に覚醒した事例は極めて少なく、現在までに報告されているケースもごくわずかである。

その理由は未だ解明されていないが、心身が著しく成長する時期であることや、思春期特有の精神的・感情的な変化がエーテルの活性化に影響を与えているのではないか、という説が有力視されている。


◆覚醒パターン

エーテルファクターへの覚醒には複数のパターンが存在し、以下の5種類に分類される。


・急覚醒型

最も一般的とされる覚醒パターン。

強い恐怖や怒り、悲しみ、絶望など、精神的・肉体的な極限状態をきっかけに、エーテルが一気に覚醒するタイプである。

ファクター全体の大半がこの分類に該当する。


・半覚醒型

覚醒の予兆が見られる特殊なパターン。

能力の一部のみが発現している状態であり、「ハーフファクター」とも呼ばれる。

厳密にはエーテルファクターではないが、研究機関では同一カテゴリーとして扱われることが多い。


・自然覚醒型

日常生活の中で自然に覚醒した、比較的珍しいパターン。

本人にも明確な覚醒のきっかけが分からない場合が多く、「気付いた時には能力が発現していた」と証言する例がほとんどである。


・強制覚醒型

イシュタール財団による人体実験によって、人為的に覚醒させられたパターン。

本来の覚醒過程を経ていないため、身体や精神に深刻な後遺症を抱える例も少なくない。

現在確認されている該当者は、クリスを除くゼクストのメンバーのみである。


・天賦覚醒型

誕生した時点ですでにエーテルファクターとして覚醒している、最も希少なパターン。

極めて高い能力を持つ反面、エーテルへの適応負荷が大きく、短命となる可能性が非常に高いとされている。

その希少性から確認例はごくわずかであり、詳細は現在もほとんど解明されていない。


◆覚醒による主な変化

エーテルコードがエーテルファクターへ覚醒すると、心身にはさまざまな変化が現れる。

その内容や程度には個人差があるものの、以下のような特徴が共通して確認されている。


・エーテルの視覚化

通常では視認できないエーテルを肉眼で認識できるようになる。

なお、ごくまれに未覚醒のエーテルコードの段階でエーテルを視認できる者も存在する。


・エーテル属性への覚醒

覚醒と同時に、自身のエーテル属性が決定される。

属性は原則として1人につき一つのみであり、複数の属性を同時に持つ事例は現在まで確認されていない。


・精神波形の変化

覚醒に伴い精神波形が大きく変化し、約3割のエーテルファクターに精神面や人格面で何らかの変化が確認されている。


▼主な変化の例

性格の変化

趣味・嗜好の変化

感情の起伏の低下

基礎体温の低下

一部の記憶喪失

一部の記憶改変

など


これらの変化は副作用として扱われる一方、エーテルとの適応過程で生じる現象ではないかという説も存在する。


・身体機能の向上

身体能力も大幅に向上し、個人差はあるものの、平均的な成人男性と比較して約5倍前後の身体能力を発揮するとされる。

これは、体内で眠っていたエーテルが継続的に活動を開始し、身体機能を恒常的に強化するためと考えられている。

この能力向上を数値化した指標は「身体強化率」と呼ばれ、各エーテルファクターの戦闘能力を測る重要な基準の一つとなっている。


▼例

閃:身体強化率 6〜8倍

烈:身体強化率 8〜10倍


◆エーテルスキル

挿絵(By みてみん)

スキルとは、体内のエーテルを媒介として、固有のエネルギーへと性質変換・具現化する技術である。

発現する能力はエーテル属性によって異なり、炎や氷、雷などの自然現象を操るものから、概念的な能力まで多岐にわたる。

また、同じ属性であっても扱えるスキルや応用方法には個人差が存在する。

現代では一般的に「スキル」と呼ばれているが、歴史的・文化的背景によっては「魔法」「魔術」「神術」など、地域や時代ごとに異なる名称で呼ばれる場合もある。


・エーテル属性

現在確認されているエーテル属性は全12種類であり、その性質や能力傾向に応じて4つのカテゴリーへ分類されている。

各カテゴリーは能力の性質や発現傾向が異なり、それぞれ固有の特徴を持つ。


・精霊系


・生命系


・概念系


・神話系


・エーテル量

エーテルの容量と回復能力には大きな個人差があり、エーテルファクターごとに大きく異なる。

これらは戦闘能力や継戦能力を測る重要な指標とされ、それぞれ「容量値」と「回復値」として、S・A・B・C・D・Eの6段階で評価される。


・容量値:体内に保持できるエーテルの総量を示す指標

・回復値:消費したエーテルを回復する速度を示す指標


▼ファクターズ

・上矢 閃

容量値:A 回復値:C


・白木 怜

容量値:B 回復値:B


・新井 烈

容量値:D 回復値:A


・羽野 音

容量値:S 回復値:E


◆エーテルファクターへの対策

エーテル素材は優れたエーテル遮断性能を持ち、エーテルファクターの能力を抑制・軽減できることから、対エーテル装備における最も有効な素材とされている。


・開発上の問題点

各国の軍や研究機関でも、エーテル素材を用いた武装や防具の研究・開発が進められてきた。

しかし、エーテルの物質化には高度な専門知識と特殊設備が必要であり、その製造技術は極めて難易度が高い。

オルフェ研究機関やイシュタール財団のように、エーテル研究へ特化した組織を除けば、実用レベルでの製造・運用は極めて困難とされている。


・実用性

一部の組織では独自の耐エーテル防具の開発にも成功しているが、その遮断率は最大でも約35%に留まっている。

また、防具そのものがエーテルによるダメージを徐々に蓄積するため耐久性に乏しく、長期間の運用や連続使用には大きな課題を抱えている。


・結果

技術的な難易度に加え、製造コストも非常に高額であることから、多くの耐エーテル装備は試作段階に留まり、正式採用には至らなかった。

そのため、現代においても高性能なエーテル素材を安定して製造・運用できる組織はごく限られている。

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