魔獣
▼魔獣種・獣型「グロヴガル」
▼魔獣種・昆虫型「エレイーター」
■概要
魔獣とは、古代より世界の陰に生息してきた異形の生物の総称で、通常の動物や昆虫であった個体が、未知の変異を経て誕生した存在である。
・分類
生物学的には通常の動植物とは明確に区別され、「魔獣種」として別枠で分類されている。
・行動
その多くは夜行性で、日中に活動することはほぼ無いとされている。
・全長
個体差はあるが、幼体で1〜2m級、成体で4~5m、最大で10m近くに達する個体も確認されている。
・知能
高度な知能を獲得した魔獣の中には、待ち伏せ・罠・学習行動などを行う個体も存在し、単なる野生生物とは一線を画す危険性を持つ。
・形態
魔獣は原型となった生物種によって複数の形態に分類される。
・獣型
・昆虫型
・爬虫類型
・水棲型
なお、鳥型と植物型の魔獣もかつて存在していたが、現在は絶滅している。
・生息場所
生息域は多岐にわたるが、共通して陽光を極端に嫌う性質を持ち、基本的には人の生活圏から隔絶された場所に潜むが、状況次第では地上や市街地へ進出する例も確認されている。
▼例
・地中深部
・洞穴・地下遺構
・廃坑・地下施設
・常時薄暗い森林の奥部
など
・魔獣細胞
魔獣の根幹を成す特殊細胞。
・極端な凶暴性
・異常な再生能力
・生体構造の不安定化
など
▼イシュタールでは
イシュタールが開発した魔獣細胞は、これらの性質を人為的に再現・改良した世界唯一の成功例とされている。
◆繁殖能力
魔獣は無性繁殖を行う生物であり、ほぼ全ての個体が単独で繁殖能力を有する。
繁殖は卵生で行われ、産み落とされた卵は「魔獣卵」と呼ばれている。
・魔獣卵
魔獣卵は外見・性質ともに個体差が大きく、その数、産卵方法、孵化までの期間、必要な環境条件は統一されていない。
例
・地中深くに埋設される
・岩や樹木に擬態する
・廃施設の内部
など
・産卵回数
基本的に魔獣は一度の繁殖で一個体分の卵を産むが、昆虫型のみ例外として、一度に複数の卵を産卵する能力を持つ。
この性質により、昆虫型は特に増殖リスクが高い魔獣として警戒されている。
・危険性
魔獣卵は孵化前の段階であっても以下の危険性を持っている。
・高い環境耐性
・魔獣細胞を内包
・外敵からの自己防衛反応
など
これらを示す例があり、安全な回収・処分は困難である。
そのため、魔獣個体の駆逐だけでなく、卵の探索・完全除去が完了しない限り、事態は収束しないとされる。
◆人との関わり
魔獣にとって、自身以外の生物はすべて「餌」であり、特に人間は栄養価が高く優先的に狙われやすい。
そのため魔獣は各国において国家指定の危険生物とされ、発見時点で即座に駆逐対象となる。
▼主な討伐者
・正規軍(対魔獣討伐隊)
・魔獣専門ハンター
・ファクターズ
いずれもSD・ED込みで投入するレベルの脅威であり、魔獣の確認=災害クラスの事象として扱われる。
発見地域は即座に立ち入り禁止区域となり、場合によっては街全体が封鎖される。
◆軍事利用の歴史
過去、アメリカ軍は魔獣の特異な生体構造に着目し、軍事利用を目的とした研究を行っていたが、実験は失敗に終わり、さらに研究対象の魔獣が暴走。
甚大な被害と多数の犠牲者を出したことで、魔獣研究は世界的に法律で禁止された。
・Dr.アガレス
Dr.アガレスは魔獣研究の第一人者であったが、この事件をきっかけに職を失うも、ヨハンとの出会いにより再び魔獣研究を再開する(もちろんこれは違法行為である)。
◆エーテルとの関連性
現時点では、魔獣とエーテルの間に直接的な因果関係は確認されていない。
一部では「大昔、動物がエーテルを摂取したことにより魔獣が誕生した」という説も存在するが、学術的根拠は無い。
ただし魔獣はエーテルを強く好み、その存在を高い精度で察知している可能性が指摘されており、完全に無関係であるとは断定できない。
なお、魔獣がどのようにエーテルを認識しているのかは未だ不明。
・弱点
魔獣はエーテルに対して強い嗜好性を示す一方で、エーテルによる攻撃に対して極めて脆弱であることが確認されている。
この性質は全形態に共通しており、魔獣がエーテルを「認識し、引き寄せられる存在」であると同時に、生体構造そのものがエーテル干渉に弱い可能性を示唆している。
・有効性
・再生能力の阻害
・行動阻害・知性低下
といった効果を引き起こし、通常兵器では困難な討伐を可能とする。
このため、魔獣討伐にはエーテル素材を使用した特殊兵器が使用されている。
・ファクターズとの関係
ファクターズが魔獣討伐を主な任務のひとつとしているのは、純度100%のエーテル攻撃が使用可能な存在であるためである。
・魔獣の索敵・誘引
・エーテル攻撃による有効打
・再生能力を上回る継続攻撃
これらを単独で実行可能な戦力はファクターズのみで、魔獣に対する最も実践的な対抗手段と位置づけられている。




