オルフェ研究機関
■概要
エーテルの研究およびエーテルコードの保護を目的として、ヨハン・グリムとエドワード・クロフォードによってイギリスに設立された研究機関。
・支部の拡大
世界大戦の影響により、エーテルコードを狙った事件が各地で相次いだ。
これを受け、エーテルを利用した兵器の開発や研究体制の強化、保護活動の拡充を目的として、本部のあるイギリスから、アメリカ、イタリア、日本の3ヶ国へ支部を設立した。
・襲撃事件
研究方針の違いから、共同設立者であったヨハン・グリムが組織を離反。母国ドイツにてイシュタール財団を設立する。
その後、オルフェ内部の内通者の協力を受けたイシュタール財団による襲撃が発生し、大量の研究データが奪取されたほか、当時保護していた多くのエーテルコードが拉致された。
さらに、反オルフェ派や各地の武装組織による襲撃も相次ぎ、本部を含む複数の支部は甚大な被害を受けることとなった。
・日本支部への移行
襲撃事件以降、最も被害が少なく、研究体制も安定していた日本支部へ機能が集約される。
その結果、日本支部は事実上の新本部として運営されるようになり、現在ではオルフェ研究機関の中枢拠点となっている。
◆構成員(日本支部)
・総帥
エドワード・クロフォード
・副総帥
トーマス・テイラー
・精神適応研究主任
松永 真弥
・エーテル研究主任
牧 美奈萌
・エーテル兵器開発主任
黒須 正人
・技術主任
能勢 開
・データ解析
クレア・泉・テイラー
・オペレーター
宝生 リオ
陳 佳琳
・心理カウンセラー
アルフレッド・モロウ
・教育関係
加藤 進
・ファクターズ
上矢 閃
白木 怜
新井 烈
羽野 音
・訓練生
東 幹雄
光井 恭
笹本 みのり
篠崎 アンジュ
・その他
テツ(烈のペットのブルドッグ)
◆拠点一覧
イギリス本部
イギリス第1支部
イギリス第2支部
アメリカ第1支部
アメリカ第2支部
アメリカ第3支部
アメリカ第4支部
イタリア支部
日本支部
◆防衛戦力
オルフェ研究機関は、その研究内容やエーテルコードの存在から、世界各地の武装組織や犯罪組織、反オルフェ派の過激派勢力などに狙われることが少なくなかった。
そのため、各支部には有事に備えた防衛体制が整備されている。
・SD防衛部隊
オルフェでは、SDによって構成された防衛部隊も保有しており、施設防衛における中核戦力として運用されている。
配備されているSDの大半は無人機であり、これは世界各国の運用方針と同様である。
また、SD防衛部隊は限られたEDを効率的に運用するための重要な補助戦力として位置付けられている。
・日本支部では
日本支部も例外ではなく、防衛設備や警備体制を備えている。
しかし、他支部とは異なる特殊な立場にある。
その理由として、ファクターズの存在に加え訓練生も所属している点が挙げられる。
そのため、日本支部ではSD戦力への依存度が比較的低く、配備数も他支部と比べて少ない。
このような形態は珍しく、日本支部は「ファクター育成機関」と「実質的な本部」の両方の役割を担う特殊な支部として位置付けられている。
・防衛システム
施設内外には防衛兵器や監視設備が配備されているほか、各種ドローン群が常時運用されており、広範囲の警戒・監視を行っている。
また、Pジャマー発生装置も設置されており、施設全体をジャミング領域内に置くことで、外部からの干渉やネットワークの利用を制限し、防衛能力を大幅に向上させることが可能である。
・避難シェルター
施設内には、有事の際に職員や訓練生を保護するための避難シェルターが設置されている。
シェルターは特定の区画だけでなく、各フロアごとに配備されており、施設内のどこにいても迅速に避難できる構造となっている。
内部には食料や飲料水、医療用品などの備蓄が用意されているほか、外部との通信設備や独立した生命維持装置も備えられている。
◆技術開発
▼オーキュラム
オルフェ研究機関の中枢を担うマザーブレイン。
人間のエーテル適性を検知し、反応や精神波形の揺らぎを解析・マッピングする。
解析データはオラクルドローンへ送信され、対象の誘導・監視に使用される。
また、対象の精神汚染値が一定基準を超えた場合、危険人物として扱う「赤色プロトコル」が自動発令される。
▼オラクルドローン
・TYPE-S
白いボディを持つ偵察型ドローン。
通称「サーチャータイプ」。
・役割
偵察・索敵に加え、オーキュラムが高感応エーテル波を検出すると最適化されたルートを算出し、対象へ到達。
対象がエーテルコードと判断された場合は追尾モードへ移行し、表情・心拍・ストレス反応・精神揺らぎを解析。
適性レベル(0〜9)をスコアリングする機能も持つ。
▼TYPE-A
黒いボディを持つ攻撃型ドローン。
通称「アタッカータイプ」。
・武装
小型レーザー砲を4基装備し、制圧および排除を主目的とした設計となっているが、ショックレーザーによる非殺傷攻撃も可能。
・役割
本機はオーキュラムまたはサーチャータイプから送信される位置データを受信すると、その情報を研究機関およびドローン部隊の端末へ共有し、複数機による群体行動で対象の迎撃に向かう。
夜間行動時には、赤外線センサーと量子波探知を併用し高精度な索敵を行う。
また、EDやキャリアといった外部からの遠隔操作にも対応している。
▼TYPE-T
オレンジ色のボディを持つ訓練型ドローン。
通称「トレーナータイプ」。
・武装
本機はアタッカータイプをベースに訓練用途へ改修された機体で、実戦的な挙動を再現しつつ、対象を傷つけないレーザー砲に変更されている。
・レベル
機体側面には識別用として「T-01〜05」のナンバリングが施されている。
訓練難易度はレベル制(Lv1〜Lv5)で管理されており、対象者の成長段階や目的に応じて運用される。
・Lv1:初心者向け基礎訓練
・Lv2:回避行動および弱点把握テスト
・Lv3:複数行動パターン・簡易連携訓練
・Lv4:中級者向け(一般的な無人機相当)
・Lv5:上級者向け(ファクターズ能力測定用)
▼TYPE-W
緑色のボディを持つ作業型ドローン。
通称「ワーカータイプ」。
・役割
整備・修理・解体用の多目的マニピュレーターが4本、下部には回収用のトラックレーザー機能を搭載。
修復時には過去のデータと現行状態を照合し、理論上の最適構造へ修復を行う。
◆ 保有車両・航空機
・OPA
オルフェ研究機関が独自開発した小型エレファイター。
OPAは「Orphe Patrol Aircraft」の略称。
主な任務は偵察、哨戒、情報収集であり、各地へ展開する部隊の目として運用されている。
・オルフェ製エレキャリア
オルフェ研究機関が独自開発した輸送機。
主にEDの輸送・展開を目的として設計されているが、SDの搭載にも対応している。
最大搭載数は6機。
・エレコプター オルフェ仕様
民間機を改修・流用して運用している。
・エレカ オルフェ仕様
民間車両を改修・流用して運用している。
・装甲機動エレカ オルフェ仕様
軍用車両を改修・流用して運用している。
など
◆施設構造
日本支部は、トウキョウにある山間の大規模地下複合施設で、地上に見えるのは、受付棟・外部連絡棟などごく一部のみとなっている。
・各エリア
1F:外部施設
・受付棟
・外部連絡棟
B1:教育エリア
・教室
・図書室
・応接室
・講義ホール
B2:生活エリア
・男子寮・女子寮
・談話室
・食堂
・売店
・クリーニング施設
・温泉(月・水・金は男性利用日、火・木・土は女性利用日)
B3:統合エリア
・司令室
・研究室
・心理ケア室
・医務室
・病室
B4:訓練エリア
・エコー測定室
・シミュレーターマシン
・シミュレーションルーム
・トレーニングルーム
・シャワールーム
B5:EDエリア
・EDドッグ
・ED実験場
・ED訓練場
・開発室
B6:E-core収容区画
・実験機の残骸
・暴走・欠陥E-coreの保管
・エーテル過負荷実験のログ・事故記録の保管
※トイレ、喫煙ルーム、避難シェルターは各フロアに設置されている。
◆制服
オルフェ研究機関に所属する職員向けに設けられた制服。
全オルフェ共通の意匠で統一されている。
着用は義務ではないが、着心地の良さや高い伸縮性・耐久性から、約7割の職員は日常的に使用している。
・着こなし
全身ではなく上着のみを着用したり、各自の業務内容や好みに応じた着用が認められている。
・機能性
全ての素材に、耐久性・伸縮性・防汚性に優れた特殊素材が使用されている。
長時間の業務や研究環境に対応する実用性を重視した設計となっている。
制服の前面は隠しファスナー仕様のため、表から引き手は見えない。
・選択式
下はスラックスまたはスカートから選択可能で、職員の業務内容や嗜好に応じて着用できる。
・ポーチ
制服には黒色のポーチが標準で付属し、小型端末や個人装備の携行を想定している。
▼バリエーション
・ツナギ
・ブルゾン
・ジャージセット
◆教育制度
オルフェ研究機関が担う、エーテルコードおよび研究員の育成制度。
高等教育や大学教育に代わる専門教育機関としての役割を持ち、エーテルに関する理論・技術・運用知識を体系的に教育する。
本制度は、能力の育成だけでなく、精神的ケアとエーテルの安全な運用を両立することを重視している。
また、エーテルコードを社会から隔離するためのものではなく、家族や社会が抱く不安や偏見を軽減し、社会的な安心感を確保するための制度であるとも位置づけられている。
・教育期間
一般の高校〜大学に相当する 6〜8年の一貫教育。
▼一般教育
・数学
・理化学
・社会学
・生物学
・言語学
・情報処理
・体育・芸術
▼専門教育
適性によって選択科目が分岐。
・エーテル系
・魔獣系
・情報系
・科学系
・工学系
・心理系
▼資格・最終試験
・オルフェ独自学位
・国家資格の一部互換
・安全管理ライセンス
・解析士資格
・翻訳資格
など
▼卒業試験
・実技試験
・研究レポート
・エーテル安定度テスト
・道徳・倫理審査(暴走・濫用防止)
◆オルフェ支援機構
オルフェ支援機構とは、オルフェ研究機関の系列に属する慈善組織である。
一般的な慈善活動をはじめ、オルフェ研究機関の職員およびその家族に対する生活支援・医療支援・教育支援などを行っている。
・支援制度
オルフェに所属する職員およびその家族を対象とした制度。
研究機関関係者が安心して職務や育成に専念できるよう設けられており、特に保護者層の不安を和らげるための制度として位置づけられている。
・生活費援助
・学費全額免除
・医療・福祉サービス無償化
・非課税措置
・住宅に関する優遇
・災害・被害発生時の特別保護対応
これらの制度により、研究・育成・任務に関わる人材とその家族の生活基盤は国家水準で保護されている。
・子どもたちの保護
戦争や災害、事件などによって親を失った子どもたちの保護にも力を入れており、孤児院や保護施設の運営、里親支援制度の整備などを通じて、子どもたちが安心して生活できる環境づくりを進めている。
・エーテルコードへの支援
特に、エーテルコードに関する保護・支援活動を重要な使命として掲げており、差別や迫害、違法な研究・誘拐などの被害を受けた者への保護を行うほか、生活支援や教育支援、精神的ケアなども実施している。
・活動資金
活動資金は、オルフェ研究機関からの援助に加え、各国政府や企業、個人からの寄付によって賄われている。
・規模
世界各地に支部を持ち、オルフェ研究機関と連携しながら、人々の生活と尊厳を守るための活動を続けている。




