エーテル
■概要
エーテルとは、太古より存在が確認されている未知のエネルギーである。
空気や水と同じく自然界に遍在する要素の一つと考えられているが、その性質はいまだ解明されていない。
・エネルギーとして
理論上は、これを完全に制御・利用できればあらゆるエネルギー問題を解決できるとされていたが、度重なる研究と実験の末、「エーテルは人類の手に余る存在である」という結論に至り、純粋なエネルギー資源としての実用化は断念されている。
・実用化が困難な理由
エーテルは特定の場所や物質に留まらない性質を持つ。
そのため、専用に開発された「エーテルシリンダー」を用いても、ごく微量のエーテルしか保存できない。
また、エーテル実験施設内であっても、時間経過とともにエーテルは自然散逸してしまうことが確認されている。
この性質により、実用化は困難とされている。
・とある学者の言葉
「長年エーテルと向き合ってきて、ようやく理解した。人類にとって都合のいいエネルギーなど、最初から存在しなかった」
「もしエーテルを完全なエネルギーとして扱えるようにした人物が現れたら、その名は歴史に永遠に刻まれるだろう」
・オルフェ研究機関では
世界でもっともエーテル研究が進んでいるオルフェ研究機関においても、エーテルはあくまでファクターを補助・媒介する存在として扱われているに過ぎない。
また、EDに搭載されるエーテルコンデンサーの1基あたりの最大稼働時間が約15分なのは、この性質上エーテルを留めることができる最大容量の関係である。
・視認
エーテルは基本的に、通常の人間には視認できず、専用の観測装置や可視化機構が必要となる。
しかし、エーテルスキルにより発生したものは通常の人間にも視認可能である。
これは、自然エネルギーに変換されたエーテルが具現化しているため。
・性質
可視化されたエーテルは、オーロラのような揺らぎを持つ光として表現されることが多い。
無害・無臭であり、空気と同じく触れることはできないが、近づくとわずかにひんやりとした感覚を覚える。
・ファクターのエーテルとの違い
ファクターが発するエーテルは、個人ごとに波長・性質・色合いが異なるのに対し、自然界のエーテルは基本的に均一な性質を持つ。
◆エーテルスポット
エーテルが自然に湧き出す地点は、エーテルスポットと呼ばれる。
・発生場所
エーテルスポットは地球上のあらゆる環境に存在し、森林・岩山・砂漠・火山地帯・海中など、環境や場所を選ばず発生する。
また、地球上だけでなく、宇宙空間でも観測例が存在している。
・発見後の対処
新たなエーテルスポットが確認された場合、即座に国の管理下に置かれ、保護区域に指定される。
これは、エーテルを好物とする魔獣を引き寄せる危険性が高いためでもある。
・スポットの消失
エーテルスポットから湧き出るエーテルは常時安定しているわけではなく、突如として消失することがある。
その発生・消滅の条件は現在も不明である。
◆エーテルクリスタル
エーテルが極めて稀に天然状態で固形化したもの。
エーテル反応を持つものが近くにあると発光するという特性を持つ。
その美しさと希少性から、非常に高い価値を持ち、エーテルクリスタルを狙った犯罪や密売は後を絶たない。
◆エーテルシリンダー
エーテルは通常の容器では保持できないため、保存や運搬には専用に開発されたエーテルシリンダーが用いられる。




