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第46話 再びお城へ

 次の日の午後、私宛に手紙が届きました。


「セレン様ー!お手紙が来てますよー!」

「誰から?」


「シュウラ様からです!」


 その言葉に私は作業の手を止めてレナの元へ行き手紙を貰って読む事に。ながながと挨拶が書いてあるけどこれはつまり……


「お城に来いってさ。」

「えっ?いつですか?」


「時間のある時にだって。急ぎじゃない様だし、イズミさん達が帰って来てから行きましょうか。」

「私も呼ばれてるんですか?」


「何言ってるのよ。レナは私の専属侍女でしょー!付いてくるのは当然じゃない。」

「……あっ!そうでした!私侍女でしたね!」


 その言葉に流石に呆れて私は久しぶりにレナへ熱烈なビンタをかますのでした。



 1週間後……


「では、行って参ります。」

「はい、行ってらっしゃい。」


 ミスズさんとシエスタさん、リザはお留守番、イズミさんは私たちを王都まで送ってくれるのでこちら側だ。



 そうして王都に着いてイズミさんと別れる。最後に言われたのはレナの事をしっかり監視して下さいとの事だった。普通逆じゃない?


「すいません。開けて貰えますか?」


 私が門番の兵士に声をかけると少し待たされます。どうやら厳戒態勢の様だ……と思ったら普通にシュウラが出てきた。


「お姉様。お待ちしてました。レナさんも道中お姉様のお世話お疲れ様でした。さぁ中へ。」


 世話をしてたのは私の方だった様な……そんな事を思いながらお城の中へ入って行く。そして応接室に通された。中には母様と専属侍女のクレアがいた。


「セレン、レナ遠いところからよく来てくれたわね。ありがとう。」

「ええっと……怖いんだけど……」


 母様のこの対応は何か裏がある時のものだと私は知っている。だからこそ一歩引いてしまう。


「あらあら……セレンたらそんなに人を疑う様ではいけませんよ?まだ躾が足りなかったのかしら?」


 おおっと母様の目が据わり出した。これはそうそうに話を変えねば……


「それで今日はどんな御用ですか?」

「話を変えてきたわね。まぁいいわ。座りなさい。」


 私は席を着く。その隣にレナが立っていた。


「あら、レナさんも座っていいのよ?」

「いえ、今の私は侍女ですから。」


 胸を張って言ってるがここにくる前に忠告していたのだ。レナならやりかねないミスを……


「あらあら、立派になったわね。でも、今日は椅子に掛けて頂戴。長くなりますから。」


 レナは1度私の方に顔を向けて了承を得てくる。私は頷いて座る様指示を出します。


 そして母様の隣にシュウラが座って会談開始となった。

 ここまで読んで頂きありがとうございました!現在47話目鋭意制作中!少々お待ちください!


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