表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません  作者: Karamimi


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
55/100

第55話:ソラ様からのアドバイス

「ソラ様、お待たせして申し訳ございません」


 急いでソラ様の待つ客間へとやって来た。いつもの様に笑顔のソラ様。相変わらず美しい。


「私の事は気にしないで下さい。それよりも、よろしかったのですか?王宮の馬車が停まっておりましたが」


 王宮の馬車…ファラオ様…


 さっきの事を思い出し、一気に顔が赤くなる。私ったら、一体どうしたのかしら?こんなところで顔を赤くしたら、きっとソラ様が不思議に思うわ。


「あら?ソフィーナ様のお顔、とても赤いようですが。もしかして殿下と、何かありましたか?私でよければ、話しを聞きますよ」


「どうしてその事を?まさかソラ様、私とファラオ様のやり取りを見ていらしたのですか?」


 やだわ、恥ずかしい。あのような姿を、ソラ様に見られていただなんて。恥ずかしくて顔から火が出そうだ。


「いえ、私は殿下の姿をお見掛けしておりませんわ。ただ、ソフィーナ様の様子から、何かあったのでは推測したのです」


「さすがソラ様ですわ。実は…」


 今日あった事を、ソラ様に話した。


「拒むことも出来たのに、なぜか胸がドキドキして、どうしても拒めなくて。私、どうしてしまったのかしら?本当に自分が自分ではない様で」


 思い出しただけでも恥ずかしくて、顔が赤くなる。


「それは完全に、殿下に恋をしていますね。分かりますわ、私もルドルフ様に見つめられると、胸がドキドキしますもの。会えない日は、ルドルフ様の事ばかり考えてしまって。あぁ、次はいつルドルフ様に会えるのかしら?そんな事ばかり考えてしまいますわ」


「ソラ様ったら。相変わらずルドルフ様の事を、溺愛していらっしゃるのですね」


「それはもう…て、私の話は、今はどうでもよいのです。ソフィーナ様、きっとあなた様、殿下に恋をしているのですわ!」


「恋ですか?私、よくわからなくて…」


「ソフィーナ様は、ご自分のお気持ちに鈍いところがございますものね。殿下に会えないと寂しいとか、早く会いたいとかいう気持ちがわきませんか?」


「そうですね…ここ1ヶ月、毎日ファラオ様に会っていますし」


 毎日朝から晩まで一緒にいる事も珍しくはない。その為、会えなくて寂しいと思った事は今のところない。


「会いすぎて、殿下に対する気持ちが分からないのですね。それでは、しばらく殿下とは距離を置いてみたらいかがですか?それで殿下の事を考えたり、会いたいという気持ちが芽生えたら、それはきっと殿下に恋をしているという事ですわ」


「なるほど。分かりましたわ。私、少しファラオ様と距離を置いてみますわ。ですが、王宮には私が大切にしているお花たちが。猫のスカイのお世話もしたいですし…」


「その様な事は、しばらく使用人に頼めばよいのです。とにかくしばらく、殿下とは距離を置いてみるべきですわ。そもそもソフィーナ様は、殿下以外の人との結婚は考えていないのでしょう?それとも、アレック様やセシル様との結婚も、視野に入れていらっしゃるのですか?」


「アレック様やセシル様には、とてもよくして頂いておりますが。どちらかというと、兄の様な存在でして。彼らと結婚は、あまり考えておりませんわ」


「そうなのですね。殿下への気持ちが確認できたら、彼らにもソフィーナ様のお気持ちを伝えるとよろしいですわ。彼らもソフィーナ様との結婚を、意識していらっしゃるでしょうし」


 確かに彼らは公爵令息。公爵令嬢の私との結婚を、意識してもおかしくはない。それに、色々とよくしてくれている。自分の気持ちがはっきりしたら、彼らにも改めて私の気持ちを伝えるべきだろう。


「ソラ様、色々とアドバイスを下さり、ありがとうございます。もうすぐ婚約披露パーティもあり、お忙しいのに」


「準備は使用人や両親たちが進めておりますので、実は私はそんなに忙しくないのですよ。ですから、気にしないで下さい」


 そう言って笑顔を見せてくれたソラ様。その後もソラ様と、おしゃべりに花を咲かせたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ