表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[完結]【呪い系サイコホラー】こはるちゃん、いっしょに。  作者: てっぺーさま
第三章 復讐の始まり

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/114

トラップ ①

【闇堕ち少女、怨霊と化す!】


憎悪の炎は死んでも消えない!

呪い系バッドエンドサイコホラー。

「ゆるさない、ゆるさない、ゆるさない……」

 ワンルームの狭い部屋に、不気味な声が響き渡る。

 やがて、スマホへの録音を終えると、マコが少し照れくさそうに顔を歪めた。

「ちょっと、恥ずいね」

「でも、いい感じだったよ」

 恭弥は素直な感想を口にした。彼女の声には感情がこもっていて、不気味さがしっかり出ていた。演技の才能があるのかもしれないと内心で感心する。

 録音した音声を再生する。

「ゆるさない、ゆるさない、ゆるさない……」

 音声が流れたとたん、マコが両手で顔を隠して驚きの声を上げた。

「うわっ、ええ〜やだぁ〜! あたし、こんな声してんの!?」 

 恭弥はそんなマコを見て笑みをこぼす。

「自分の声って、違って聞こえるからね。でも、お世辞抜きで、いい声してるよ」

「ほんと?」

「うん」

 恭弥はもう一度録音音声を再生するが、マコはいまだ頬を赤らめている。

「うん、悪くない」

「自分の声聞くのは恥ずいけど、この作業、なんか楽しいかも」

「そう? じゃあ、今度はもう少しゆっくりめでやってくれる?」

「おっけー」

 恭弥が録音ボタンをタップしてスマホをマコに向ける。部屋に再び不気味な声が響く。

「ゆるさない、ゆるさない、ゆるさない……」

 表情が声に合わせて険しくなっている。その真剣に取り組む姿を内心で微笑ましく思いながら恭弥はスマホを向け続ける。

 すると、手に持っていたスマホが突然鳴り出した。画面に「雅先輩」の表示。

「あ、雅先輩からだ」

 恭弥は電話に出て相手の声に耳を傾けた。その間、マコが心配そうな目でじっと見つめてくる。

「わかりました。じゃあ、今日中に設置しちゃいます。はい、では」

 通話を終えるなり、マコが聞いてきた。

「雅先輩、なんて?」

「あの女を終電近くまで引き止めてくれるって。だから、今日中に仕込んじゃおうと思う」

「今から行くの?」

「いや、暗くなってからにする。そのほうが目立たないだろうし」

「だね。でも、もし早く帰ってきたら?」

「そんときは連絡がくるよ」

「ああ、そっか」

ポチッと評価、お願いします(^ ^)v

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ