天使
「ほう、兵士か。」
「なっ!私達はお前たちには従わない!」
「あら、貴方達の意見は聞いていないわ。」
俺たちの目的を聞いていたマカが怒りを露わにしている。
「それにこれは宣言ではないわ。確定事項よ。貴方達の未来はもう決まっているの。受け入れなさい。」
ミラード叔母さんはマカ達の意思なんてなんとも思っていない。まぁ、俺もだけど、それにエルフら側にもメリットはある。
「貴方達にもメリットはあるのよ。例えば、他国に売られた同胞を助けるチャンスでもあるわ。」
「どうゆう事だ…」
「だから、言ったでしょう。貴方達を兵士にして使うのよ。他国の侵略用にね。私達は遺伝子レベルで他国への侵略が好きじゃないのよ。ここを選んだのも、様々な理由はあるけど中でもここがどこにも属さない土地であると言う情報を得たからよ。」
俺たちカロリール家は防衛戦ではノリノリで戦えるのに、侵略になるとテンションがあまり上がらない。戦闘狂ではあるため、それなりには上がるが、他と比べて断トツにのらないのである。
「へぇ、そんな特徴があるのか、お主らは。だが、これからはどうするのだ?」
タティーはこれからの新大陸での領土拡大の心配をしているようだ。
「それは他の貴族に任せるわ。私達は防衛に専念する。そういう契約だからね。」
「?だが、ここまで来るまでにそれなりに戦っていたのだろう?それは侵略ではないのか?」
「何言ってるのよ。ここは私たちの領土よ。私達はそこの開発するために移住してきただけよ。それなのに勝手にそこを戦場にしていた者達を排除したに過ぎないわ。」
すごい暴論である。あまりの暴論にマカやタティーが唖然としている。
俺もここまでの暴論は思えない。
「まぁ、そんな事はどうでも良いでしょ。…ねぇタティー、私達はそういう目的に来ているから。強い種族を知りたいだけど、何かいない?」
「ふむ、強い種族な……まぁ、どの種族も貴族や王族は秘術などがある為強いのだがな。そこのエルフも貴族だな。」
「あら、そうだったの?道理で他のとはちょっと違うと思ったわけね。」
「ちょっと聞きたいことがあるんだが?」
「なに?タティー?」
「お主らの母国では聖女は珍しいのか?」
「えぇ、私たちの国と聖女がいる国とでは国教が違うのよ、その為私の国には聖女と言う文化がないし、探さないからいないわね。」
「それなら、天使なんてどうだ。」
なんかタティー悪い顔をしている。
「天使?確か羽が生えたにんげんだっけ?」
「まぁ、間違ってはいないが羽だけなら獣人にもいる。天使の最も特徴的な部分は聖力を扱う種族なのだ。」
へぇ、そんな種族がいるのか。
「あら、それなら全員女の種族なの?」
人間では例外を除いて女のみ聖力が使える為、ミラード叔母さんは天使が全員女なのかと疑問に思っていた。
「半分正解で半分不正解だ。」
「どう言うことよ。」
「天使は両性なのだ。女性でもあり、男性である。顔は中性的だ。」
今年ラスト!
一月は不定期更新です。
2月から定期更新になります。
一月は色々テコ入れする。




