第55話 国際警察官の活躍 2019.5
~日本、アメリカ、イギリス、インド、アフリカの現場から~
【東京・高層ビル群の一室】
東京都心。薄曇りの空の下、ガラス張りのビルの一室で、山田直樹は日本の警察官たちと作戦会議を進めていた。
山田
「この手帳を使えば、奴らの言い訳が本当かどうかすぐに分かります。ターゲットはリーダー格の男、佐藤。彼が落ちれば、全体が崩れる」
日本警察官
「ほんとかよ…魔法の道具なんて、にわかに信じがたいが・・」
山田はニヤリと笑って、若い刑事に向かって言った。
「じゃあ、ちょっと嘘をついてみてください」
若い刑事
「昨日、夜通し働いてました!」
その瞬間、山田の手帳が赤く脈打ち、「嘘」と魔法文字が浮かび上がった。
警察官たちは思わず声を上げる。
「すげぇな、これ。」
数時間後、アジトに突入した山田は、逃げ出そうとする佐藤に向けて、静かにガス銃を構えた。
放たれた魔法陣が佐藤を包み、彼は放心状態に陥る。
山田
「佐藤。組織の資金ルートを話せ」
放心状態の佐藤が、何の躊躇もなく、洗いざらいを語り出す。
その情報を元に、日本警察は一網打尽の摘発に成功した。
【ニューヨーク・ダウンタウン】
マンハッタンの喧騒が静まり返る午後。市警からの通報を受け、国際警察官ジェームズ・カーターが現場へと走っていた。
イヤフォン越しに冷静な声で状況を報告する。
カーター
「現場に到着。犯人はオフィスビル内に立てこもり、数名の人質を取っている。武装は重火器」
市警察官
「突入は危険すぎるぞ!」
カーター
「心配いらない。このガス銃で彼を無力化する。君たちは外の警戒を頼む」
夜間視界対応の魔導眼鏡を装着し、建物内に侵入したカーターは、物音ひとつ立てず犯人の背後へ接近。
魔法陣が放たれ、鮮やかな青い光が犯人を包み、彼はその場で放心したまま崩れ落ちる。
カーター
「人質は無事。犯人確保。作戦完了だ」
【ロンドン・ヒースロー国際空港】
ターミナルの喧騒の中。サラ・ウィンストンは、不審な荷物を調査していた。
空港職員
「この荷物、なんか引っかかるんですが、持ち主が大物で・・・」
サラは迷いなくバッジを取り出した。
「私は国際警察。このバッジがあれば、調査の権限はあるの」
持ち主であるVIPがサラに詰め寄る。
VIP
「君には分かるまい!これは合法な美術品取引だ!」
サラは静かに手帳を開いた。
「ならば、この手帳で確かめましょう」
手帳が即座に「嘘」と表示。
サラはすぐさま荷物の中から、密輸された高額美術品を発見。
VIPはそのまま逮捕された。
【インド・ムンバイのスラム街】
日が落ちても湿気の残る狭い通りを、アリーシャ・カーンは小型のマイクで本部と連絡を取りながら進んでいた。
アリーシャ
「こちらカーン。ターゲットのアジトに接近中。現地警察と連携を継続」
現地警察官
「君の装備には驚かされるばかりだ。信じて任せる。」
アジトへ突入し、アリーシャはガス銃で人身売買業者を次々と無力化。
手錠をはめ、放心状態となった彼らから、組織の詳細を引き出していく。
アリーシャ(小さく微笑みながら)
「これで、何人もの少女たちが救われる。これが、私たちの使命」
【コンゴ・密林地帯】
濃い緑に覆われた鉱山の奥地。
ジョン・エシエは現地協力者とともに、違法採掘者のアジトを監視していた。
協力者
「彼らは武装している。正面から行けば危険だ」
ジョン
「心配するな。このガス銃があれば十分だ」
木陰から放たれた魔法陣が、一斉に違法採掘者を包み込む。
全員が放心状態に陥り、反抗の意志を失った。
ジョンは手帳を開き、組織の情報を収集していく。
協力者
「ありがとう。あなたのおかげで、この土地が守られる」
ジョン
「俺たちは、ただ正しいことをしているだけさ」
【それぞれの誇り】
世界各地で、国際警察官たちは今日も働いていた。
国際警察官たちの活躍は、やがて、世界を変えていく。




