第144話 定例会議 2022年8月
【ニューヨーク拠点・リビングルーム】
リリィがいつものようにソファの南の空間を見渡しながら言った。
リリィ:「今月は株主総会よ。2021年度の経済結果の報告と、これまでの進捗をみんなで確認しておきたいの。定例会議も兼ねてるから、しっかりやりましょうね。」
ジャック(指示管理役)がタブレットを開き、手紙を覚醒させるようにコットした。
ジャック:「じゃあ、今年もお願いします。三田部長、監査をお願いできますか?」
三田部長:「もちろんだ。今年も全て確認させてもらおう。」
リリィ:「じゃあ、コモン、次は残高の経済策略の結果と進捗を頼むわ。」
【進捗報告】
コモンが立ち上がり、透明な魔法スクリーンに次々と資料を映し出していく。
コモン:「それでは、2021年度の経済結果と、広範囲な進捗を報告します。」
【金融状況】
コモン:「主要な資金源は以下の通りです。
金塊販売:年間近く点、70億円
細胞活性製稿の販売改善:合計 1兆300億ドル
難民支援事業の合意手続、国際行動事業からの得点価値:年間で1億ドル。」
コモン:「改めて形式を整備したことで、株主総会の検索性も高まったと思われます。」
【事業進捗】
ジャック:「実際に進んだ事業は次の通りだ。」
【世界スケールの大挑戦】
地震対策ダンジョンの世界広布
巨大隅石群:宇宙エレベーターの建設
国際AI政治システムの導入:アケミプロジェクトの世界広布
【特等事項】
コモン「本年度は特に大きな発明があった。新型ダンジョンコア:自由な形成、10倍容量だ」
マモル:「これ、すごいよ。世界を救うアイデアだ。」
リリィ:「もちろん、これからも続けていくわよ。世界の未来のためにね。」
【監査報告】
ジャック:「それじゃ、三田部長、監査報告をお願いします。」
三田部長が立ち上がり、切り立てるように持っていたファイルを閉じた。
三田部長:「本年度も相変わらずの、野心のない経営だ。利益は全て広く世界に配分されている。しかし、データに問題はなし。監査結果は、適正と認める。」
リリィ:「ありがとうございます。じゃ、これで株主総会は終了ね。みんな、2022年もよろしくね。」