生還
めっちゃ間空いてすいません(笑)
正直忘れてました()
「ぷわっ!?!?!?」
大きな叫び声を上げて、ユウキが目を覚ます。ここは病院の一室の隅のベッド。もう少し静かにして欲しいのだが。ほかの患者に迷惑だろう。
「……ここ、どこ? アレ、私…たしか宝箱開いて……」
「ソイツに食われたんだよドケチヤロー。まずミミックを疑えやバカ」
こいつがあそこまでがめついとは思わなかった。欲は身を滅ぼすとはよく言ったものだ。欲求も人間に必要なものだが、強欲すぎるのは考えものだ。ユウキはもう少し反省させる必要がありそうだ。
「……反省はしてます、すいませんでした」
ふてくされながらユウキは言う。反省の色は全く見えない。
「お前な、なんでそんながめついんだよ」
「だってさー、前世からの週間なんてそうそう変えられないよ」
そうだ。こいつ、自販機の下とかをなんの躊躇もなく覗くような奴だった。その度にハルマがユウキの背中を踏んづけていたのだが。
「……はー、もういいやお前は」
「許してくれるの!?」
とことんおめでたい頭だ。どこをどう聞いたら許してくれると解釈できるのだろう。
「そういうとこバカだよなお前。俺の進学先についてくるためにわざとテストの点数落としたりな」
「……えへへ、バレた?」
ユウキは舌をチロっと出し、「てへぺろ☆」のポーズをとる。てへぺろ☆ じゃない。
「そりゃバレるだろ。なんで学年ベスト20取ってたようなやつがいきなり140位下回るんだよ。それでお前俺の進学先にすら入れなくなって浪人してんじゃねーか」
それはやりすぎ。120位も自分の意思で落とすな。
「……だってー」
「もういいようっせーな。んで? お前は元の世界に帰りたいんだっけ?」
「……うん」
ユウキは申し訳なさそーに頷く。
「あっそ。正直俺は帰りたくない」
だよね、とユウキは呟くように言う。だが、直ぐに顔を明るくして、「でも大丈夫だよ、私で勝手に帰るから!」と言った。
「バーカ、誰が手伝わねーっつったんだよ」
ハルマはユウキの頭を小突く。その顔は、笑っていた。
「帰り道を見つける所までは手伝ってやる。その後はお前の好きにしろ」
「ほんと!? ありがとう!!」
「ここどこか分かってるか?」
「すいませんでした」
病院で騒ぐな、と言いつつ、ハルマはユウキの頭を小突く。
「全く……治ったら早く帰ってこいよ」
「りょーかいですっ」
ハルマの言葉に、ユウキは敬礼した。




