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灯る炎  作者: エッグ
冒険者学校編
15/15

第十三話 授業の間


 私はどうしちゃったの?

 ジュンの一挙一動から目が離せない。

 鼓動がジュンを見る度に早くなる。

 頬やうなじが熱くなる。

 これはなんの病なの?

 

 まさか八角病!?

 そんなわけないか。


 「どうした?顔があかいぞ?」


 覗き込みカワイイ。

 じゃないくて!!


 「大丈夫!私少し疲れちゃっただけ!!」


 虚勢を張って誤魔化す。


 「そうか?風邪みたいに見えるけど。」

 そう言いながらジュンはさりげなく手をソフィアの額に当てる。


 「あっ。」

 (しまった!つい癖で姫乃みたいに馴れ馴れしくしてた!)

 「悪い!!馴れ馴れしいよな。」


 「いいよ。大丈夫。」

 正直心臓が口から出そうだった。何故だろう。


 「ジュン君、ソフィアさん先生が待ってるよ。」


 クラスの男子が呼びに来た。


 表彰かなにかだろう。面倒くさい。

 仕方ないいくか。


 そう思いつつソフィアが立つと、ソフィアの長く白い髪がフワッと揺らいだ。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 ジュン視点



 「ランク検定試験第一位ソフィア・キュリアー。

 貴女をS級ランク(仮)に認定します。」


 ソフィアは嬉しそうな笑みをこぼした。


 「そして!ランク検定試験第二位ジュン・クリスティア。貴方もS級ランク(仮)に認定します。」


 え!?いいのか!?普通A級じゃないのか!?

 よし!よっしゃ!


 ソフィアは自分がS級と言われた時以上の笑顔を向けてこっちを見てきた。


 ん?何がしたいんだ?また煽ってんのかな?

 だとしたら可愛いし、面白いな。


 ちなみにニコはあの後クラスのみんなをボコボコにしたらしく、クラス3位を取っていた。

 あいつもなかなか強いな。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



 そんな試験から1ヶ月が経った。

 やっとオリエンテーションが終わってようやく、しっかりとした授業になった。


 変わったことはそれだけではなく、ソフィアが俺に話しかけるようになった。口では「仕方ないわね!」というが、どこか満更でもないような笑みを浮かべる。


 それから、たまに俺の方に視線を向ける。

 極たまにだが、その視線がなんとい言うか熱い視線で少し困る。


 とまぁ、最近の変化はこれぐらいかな。

 今は歴史の授業の最中だ。


 「で、あるからしてー。」


 魔王の誕生とその経緯をはなしたところだが、俺は父さんや母さんに教えて貰っており、必要がない。

 正直眠たい。外では実技の授業が行われており、そっちの方が楽しそうだ。


 「それではー、クリスティアさん。今の魔王様の第二席を答えてください。」


 「え、あ、はい。」

 急に当てられたので驚いた。別に授業の内容は聞いていなかったが、大体わかる。

 

 「アンリ・エスティアです。」

 簡単だな。


 「正解です。よくご存知でしたね。」

 

 今の社会歴史の担当はおじいちゃん先生で声だけで眠たくなってくるような穏やかな声をしている。


 「はい〜。今ジュンさんが言ってくれたよう魔王第二席はアンリ・エスティア様です。彼はなんとー。約400年前の古い文献からも載っておりー。とても長寿になっていますが、

噂では姿は18歳程度だそうですー。スキルの影響ですかねー。」


 そんなに、歳をとっているのに姿は18歳?

 不老のスキルなのか。

 チートだねぇー。


 「他にもぉー。短剣術がとても上手でー。

 一人で戦争を集結させた、なんて言う伝説もあります。」


 ん?戦争ってどうやったら、一人で集結するんだ?

 相手の国のほとんどの兵力を倒したとか?

 いや、まさかな。

 

 「えー。そんなアンリ様ですがぁー。

 17年前にアンリ様の初となる王国が正式に建国されました。名前がアイリス王国です。

 

 アイリス王国は資源が豊富で人口も多く。近くには花畑があるという。まさに楽園ですねぇー。

 先生も行ってみたいです。」


 やっぱりこの先生は声を聞いてて安心するなぁー。


 それにしても、花畑に楽園かー。

 1度行ってみたいな。

 その時はニコや、ソフィアも誘っていこう。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 次の時間割は外での実技だった。

 1ヶ月前のあの試験のように俺たちは対戦実技をしていた。

 今回は1ヶ月前とは違いテストでもないし、男女合同だ。


 やっぱりソフィアは短剣術の天才だな。

 短いリーチを最大限生かし、素早い攻撃で相手を切る。

 そのうえで、氷のスキルもある。

 距離を取られても氷で追撃ができて、その攻撃を受けて体勢を崩した相手にまた、接近戦を持ち込める。完璧な戦法だ。


 そんなことを思いながら俺は自分の相手の攻撃を片手で受け流し、適当に授業をサボっていた。


 強いクラスメイトももう居ないよなー。

 そろそろ、クラス対抗戦とかないかな?


 この学年には4クラスがある。

 俺たちのクラスはこの前世で言う1組だが、俺は今の呼び方の方がかっこいいのでこう読んでいる。

 アイクラス。それが新しいクラス名だ。

 俺はかっこいいと思っている。他の人にはダサいダサいと思われていてもかっこいいじゃないか。

 

 1組とかよりも!1をこの世界ではアイと言うんだから。いいんだ。日本語訳しなくても。


 この話はいいんだ別に。

 今はソフィアの話をしていて、うん。


 それにしてもソフィアは本当に強いな。

 剣技にしてもだけれどあの容姿も相まってもう、なんというか神々しい。


 白髪に短剣術か。

 あれ?どこかで聞いたようなフレーズだな。


 え?でも、ソフィアにはこの街の領主の娘。

 あれー?領主って白髪だっけ?


 んーーー。はっ!

 あの人スキンヘッドじゃん!

 

 分かんねぇー!!

 いや!待てよ昔の写真でも見ればわかるんじゃないのか!?

 

 よーし。今度探そう!


 そうしている間に全体での集合がかかった。



 

次の話は技術的なことや専門的な事で冒険等はほとんどしない予定です。

戦闘でも説明しますので

読み飛ばし可。

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