第十話 急な試験
俺はニコと友達になった。
気弱な帰属出身のボンボンだけど、心優しい人だ。
俺たちが自己紹介を済ましたら、俺たちのクラスが体育館に呼ばれた。
この学校は広すぎて、体育館に行くのにも時間がかかる。
用意されていた席に座ると、改めてこの学校が凄いのかを実感する。
まず、有名な政治家なんかが俺たちの入学式に来ている。
あの人なんか新聞で乗っていたぞ。
入学式が始まった。
校長からの挨拶とさっき言っていた政治家の挨拶。
全員話が長すぎてこれだけで、45分もかかった。
俺の腰が砕けおちそうだ。
頼むから次の人は手短で!!
「続きまして、新入生代表挨拶。筆記試験第一位、実技試験第二位。
入試首席ソフィア・キュリアー。」
「はい。」
俺らのクラスの列から声がでた。
高い声の女性だ。
立ち上がったのは白髪の少女だ。
この人は昨日路地裏であのイカついおっさんに追いかけられていた女性だ。
「この度はーーーー。」
最高に素晴らしいスピーチだったよ。
内容は特に変わりないが、時間がとても短くて俺の腰に負担がなかったからね。
それに、彼女の声は美声で聞いていて飽きない声をしているよ。
彼女のスピーチが終わると、また教室に返された。
その後は重要な書類等を貰い、勉強に使う教材などを貰ってそのまま下校だ。
帰ったら外に出る準備をして街へいく。
始業式はすぐに終わるのでまだ昼ごはんも食べていないのだ。
だから、食材を買いに行くか食べに行くかしないといけない。
どこかいい店はあるのかな。ちょっと聞いてみよう。近くにいるおばちゃんに聞いてみる。
「すみません。そこのお姉さん私、最近ここらに来たばかりで、まだここらの事詳しくいんです。
教えて頂けないでしょうか?」
もちろんこのおばちゃんはお姉さんという年齢でも無いんだがこういう頼みをする時は相手を褒めてからするといいと聞く。
「あらぁー!私まだ、お姉さんに見えるかしら?」
「えぇ、もちろん。」
「なんだったかしら、店を探しているんでしたっけ?それなら、バスタなんかどうかしら。」
バスタ!この世界ではパスタと同じような名前をしているキノコ料理だ。とても美味しい。
「カルメって言うお店なんだけど。あなた冒険者学校の方?それなら、学生割があるから、証明書でも持っていかれたら安くしてくれるわよ。」
いい情報を手に入れた。
こういう事を教えてくれるから、ご近所付き合いは大事にしないと。
というわけで、着きました。
バスタ店カルメ!
美味しそうな匂いが漂ってくる。
中に入ってみると高級そうな雰囲気がある。
出てきた料理もめちゃくちゃ美味しいものばかり。
お腹いっぱいになるまで食べた。
「ご会計銀貨15枚ね。」
えぇぇえーーー!!!!
銀貨15枚!?日本円に治すと銀貨1枚が1000円ぐらいだから、1万5000円!?たけぇ!
社会人にとっては安いだろうが、収入が無い18歳男子にしては高すぎる!
あのクソババァ!!!
こんな、いいもん食ってるからあんなに太るんだよ!クソ!
年金暮らしがよ!クソが!
ふぅー。落ち着けあんなクソババァどこにでもいる。慌てるな。ふぅー。
まぁ!美味しかったし!また、付き合いとかでいいお店紹介する時に使えばいいさ。うん。
いい経験だよ。うん、、、、。
とりあえず、今晩のご飯買って帰ろ。あんまり高いもの買えないけど、、、、。
今晩はステーキにしようと思っていたが、惣菜になった。
食べている途中、部屋にある物の荷解きしないといけないことを思い出して悲しくなった。
次の日
初の授業が始まる。
伝え忘れていたが、俺の担任はクライスという少し熱血臭い男の先生だ。
「今日はテストをするぞ!」
思いも寄らない言葉が熱血臭く放たれた
流石にこんなに唐突に言われるとクラスのみんなも疑問に思う。
「入試をしたのにですか?」
クラスの1人がそう言った。
そうだ俺も思った。
「あぁ!それは魔力を測るものだったが、今回するテストはみんなのスキルを見るぞ!」
みんなの顔は未だ疑問の顔だ。
「それに、今回は特別でな。ランクをつけるぞ!」
またもや、みんなの顔に疑問が出てきた。
「クラスの中でランクという物を作り、冒険者になった時に慣れさせるためにS~Eまでのものを作る。」
なるほど今からもう慣れさせておくのか。
「テストと言っても、実技の試験で対戦をしてもらう。木製の武器あり、スキルありのトーナメント式だ!」
おお!トーナメント式の対戦か!ちょっと楽しみだ。
「男女で別れてもらい、男女の1位同士で最後に戦ってもらう。」
先生の開始という。合図で最初の人達が戦い始めた。
俺の番は3番目なんと、相手はニコだ。
だが、正直俺が絶対に勝つと思う。
一試合目はすぐに終わった。
スキルはあまり使われず、剣での戦いとなった。
これでは、評価は低いだろうに。
二試合目、これは反対にスキルばかりを使った。
スキルには相性がしっかりとあり、それによって勝敗が決まる。
つまり、優位だった方が勝った。
さぁ、俺の番だ。
俺はいつも使ってきた長剣で戦う。木剣だから、剣が軽くて降りやすい。
俺はいつも下段の構えで戦う。
しかし、これじゃあスキルは使えない。
俺の炎は、もちろん木を燃やしてしまう。
だから、この木剣に炎を纏うことが出来ない。
だから、俺は剣を使うか炎を使うかのどちらかにしないといけない。
前の4人のレベルは正直めちゃくちゃ低かった。これなら、俺の6歳の時と同じような剣技だった。
「手加減は出来ないからな!ニコ!」
「お手柔らかにね。」
スキルの相性は現実での相性と同じで、火には水が強く火が強すぎたら、水は蒸発してしまいます。
水に雷は通り、木は炎で燃える等があります。




