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【異世界転生】理想の執事を目指します  作者: 夜空のスピカ
幕間
160/216

鍛冶師のドルガ


 今日は鍛冶師でドワーフのドルガさんと、商人でヒューマンのフライアさんに会いに行く。

 相談したい事があるので、2人とも店に居てくれるといいのだが。


 付いてきてくれたピエリスと一緒に、武具屋の看板が掲げられた店内へと入る。

 カウンター席には、ドルガさんとは別のドワーフが座っていた。


「すみません、ドルガさんは居ますか?」

「なんだお前、親方の知り合いか?」

「はい。以前少し縁がありまして」

「……ちょっと待ってな」


 そう告げると、店の奥に入っていく。

 確認か、呼びに行ってくれたのかな。

 直ぐに戻ってきたが、1人だった。


「親方が留守だって言えって」


 ……正直すぎる。

 とりあえず居るようなので、名前を出して駄目だったら今日は諦めよう。


「ユーリオンという名前を伝えてもらえますか?」


 ちょっと、めんどくさそうな表情を見せた後、渋々だがもう一度行ってくれる。


「馬鹿野郎! 最初にそれを言えッ!!」

「グえっ」


 怒鳴り声と殴った音の2つが聞こえてくる。

 今度は2人で戻ってきてくれた。


「おう、久しぶりだな、今日はどうした?」

「お久しぶりです。少し相談したい事がありまして、お時間を頂けますか?」

「ああん? 親方の時間は貴重なんだ、ガキの相談なんか乗っぐえぇぇッ」

「おめぇは黙ってろッ!!」


 ドルガさんの拳が、再度頭に振り落とされる。

 ……あれは痛そうだ。


「ワシで解決できるか分からんが、話は聞いてやる。ついてこい」


 椅子とテーブルのある部屋に案内される、

 当然ドワーフ用のサイズだ。

 僕の身体は子供なので問題は無いが、ピエリスには合わない。


「おい、飲み物持ってこい」


 持ってきてくれたのが酒じゃなくて安心する。


「で、相談事ってのは?」

「あ、その前にまずはこちらをどうぞ」


 手土産に持ってきたのはウイスキーだ。

 本来なら数年は樽の中で熟成させるのだが、錬金術で省略して造った。


「ほおぅ、酒か……ドワーフ相手に酒を手土産に選ぶって事は、そうとう自身が有るんだな」

「度数が42度とかなり高いので、少量を味わうか水で薄めてください」

「ハッ、ドワーフが酒を薄めるような女々しい真似ができるかってんだ!」


 ドルガさんがお茶を一気に飲んでコップを空にする。

 早速飲んでみるようだ。


「あ、飲むならちょっとだけ待ってください」


 氷を作ってドルガさんのコップに入れる。

 ドルガさんは、そこにウイスキーを注ぎ、まずは香りを確かめる。


 ウイスキー自体は造れたのだが、香りは樽の中で時間をかけたものとは違っていた。

 かなり活躍している錬金術のスキルだが、それでも再現できないとは、お酒は奥深い。


「……これは……」


 一口飲んで目を瞑る。

 ゆっくりと味わっているようだ。


 なんだか邪魔してはいけないような空気が流れ、誰もが無言となる。


「……この酒の名は?」

「名前は特にありませんが、種類はウイスキーというものです」

「……ウイスキー…か……素晴らしい酒をありがとう」


 感極まったのか、少し目元が潤んでいた。

 感動までしてくれるなら、本来の手順で造った香り深いウイスキーもいつの日か飲ませてあげたい。


「お、親方、俺にも飲ませてくれッ!」

「駄目だ。こいつはオメェには上等すぎる」

「せめて一口だけでも」

「駄目だ。こいつは大事に仕舞っておくと決めた」

「そんなぁ……」

「もしも、もしもだが、こいつに手を出したら」

「……出したら?」

「………」


 あえて言葉にはしなかったが、きっと恐ろしい事が起きるのだろう。

 







その日 作者は思い出した 

ブクマも評価もされない恐怖を… 総評価に囚われていた屈辱を…… 


「おい貴様 何をやっている?」 

「………」

「貴様だッ貴様に言っているんだッ!! 何者なんだ貴様はッ!」

「更新が不定期なこの作品を、それでも読んでいる一読者です!」

「何故だ? 何故貴様は評価をしない?」

「ブクマはしているので、評価はしなくて良いと判断しました」

「……いや…分からないな 何故貴様は評価もしない?」

「………それは、作者は何故評価を求めるのか、という話でしょうか?」

「………」

「………」

「………ハッ!……チッ…半分(評価1)で良いですか?」

「……はん…ぶん……?」

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