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AM00;02  作者: 神原猫美
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00;11「恋心?」


 小学校を卒業し、中学生活を送る中。

 

 “ねぇ、恋ってしたことある?”

 「え?」

 “なんで?”

 “えー、だって恋をするのって楽しいじゃん!”

 “そう?”

 「てゆーか、   はゲームのやり過ぎじゃない?」

 “違うよー。”

 

 仲良く話をしているのは綾と同級生。

 恋の話、「恋バナ」中である。

 

 “でもさー、本当の恋って何だろうね?”

 “えー?”

 「……」

 “綾?”

 「え!?あ、ご、ごめん。ちょっと考え事を……」

 “綾ってよく考え事をしてるよね。”

 「アハはははは。」

 

 そう、何度も「転生」を繰り返しても、性格は変わらない。

 それに、やることも。

 

 “そういえばさ、綾ってよくノートにいろいろ書いてるよね。”

 「え?そう?」

 “うんうん。内容も面白いしね。”

 「そ、そうかな。」

 “うん、でもさ……「恋愛」って書かないの?”

 「え?」

 

 不意に言われた言葉、「恋愛」つまり恋の話。

 綾は書かないのではない、書けないのだ。

 こういった、小説や物語は経験が元になり内容は書けるが……

 

 

 恋って何だ?今までそんな事、感情すら(いだ)かなかったのに………分らねぇ

 

 『みやに  会いたい。』

 

 

 ふと、そんな言葉が出る。だが、その声は誰にも届かない、聞こえない。 

 

 誰にも  聞こえるはずがない。

 

 綾はなぜかこの想いを何かにして伝えたい。いつの間にかノートに

  物に それを  表現(あらわして)   いた。

 

 

 

 

 

 


 “最近の綾はすごいねー。”

 「え?」

 “うんうん。凄い。なんていうかさ、集中力?”

 “そうそう、いいよねー。”

 「……そ、そうかな。」

 

 

 そんな事、どうでもいいじゃん。 早く伝えたいのに。

 

 

 「?。(……誰に?何を?)」

 

 

 不思議とそんな疑問が思い浮かぶが、わからない。

 いつかこの思いが解ける日がくるかもしれない、   が、

 

       今は

  

 「(今は、いいや。ねぇ、君はだれ?)」

 

 そう問いかけるが、そこには誰もいない。

 

 

 

 

 不思議な疑問と何かを抱え、綾は高校の事を考えながら、







    中学を卒業した。




「てーゆか、   は」の所は名前が入る予定でしたが、書かずにそのままにしようと思います。

 というか、私の作品は殆どが名前が使いまわしです。……申し訳ない……(汗

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