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夢の物語  作者: 日花梨遊
始まる物語(ストーリー)編
2/14

学校探索!~そして再会~

前回の夢の物語!

夢野学園という学園から俺宛に手紙が届いた。


「⋯⋯なんだこれ? 」

「夢野学園へのスカウト⋯⋯でしょうか?」

「ス、スカウト?!けど……」

「はい、ですがこの感じは⋯⋯」


──ずっとアニメばっかり見ていた。ゲームをしたり、音楽を聞いて、歌ったり……そんな日々が毎日続いていた。行きたいなぁとは確かに思った事はある。けど、中々言えずに終わった。だからこそ、そうやって手紙が来たなら……全力で答えなきゃ!──


早速、俺は学園に行って校長に会いに行くことにしたんだ!

──翌日の朝7時頃──


「ん……あ!学校!」


ベッドから飛び起きる。大きな音が響いたが、本人(はや)は気にしていない様子。


「着替えて……っと。 こんな感じか?」


シャツ、ズボン、ネクタイ、ブレザーの順で着る。


「バックを背負って、スマホを持って……っと。

靴下も……よし、オッケー!」


準備が終わると、エレベーターで一階に降りる。


「時間はまだあるけど、念のため行っちゃおう!」


玄関でローファーを履き外に出ようとする。


「行ってきま!」

「勇様。」

「わっ……どうしたの?」


行ってきますの「す」を言いかけた瞬間、美華に引き留められる。


「早く行きたい気持ちはわかりますが、せめてパンだけでも食べてください。」

「わかった、じゃあピザトースト!もちっもちで、ふわっふわなやつ!」

「かしこまりました。すぐにお持ちします。」


一分後……


「どうぞ。勇様。」

「早っ!さすが美華さん!」


パンを口にくわえ、扉を開ける。


「ひゃああらはへへ!ひっへひは〜ふ!」

訳:じゃあ改めて!いってきま~す!

「行ってらっしゃいませ。」


扉が閉まると同時に、そのままピザトーストを食べる。


「はむっ、んぐっ、と……」


よく噛み、ピザトーストを食べ切る。


「えっと、学校は……」


マップを開きルートを調べる。

①ビルを右に右折

②そのまま直進。信号を渡り住宅街の抜け道を通る。

③抜けると大通りに出るので、そのまままっすぐ突き進むと学園へ。


「なるほど……じゃ、行きますか!」


アプリの内容を自分なりに訳しながら学園へと向かう。

大通りに出ると、大きな学園らしき建物が見えた。


「あれかぁ、結構離れてるのにここからでも見えるのか。だとしたら相当なデカさだな……

……やべっ、もっと楽しみになってきた!」


そのまま真っ直ぐ進み、学園に到着。


「着いた!改めて近くで見ると……でけぇぇっ!!

小学校、中学校、高校、大学を持ってるだけあるなぁ……」


専用のパンフレットを見ながら言う。

正門に入ると目の前に噴水があり、横には桜の木が生えている。


「へぇ、噴水か……なんか一流学園って感じするな。」


そう呟きながら噴水を避け、中に入る。


「わっ、下駄箱多っ!?小学校に中学校、高校に大学……もしかして全部あるのか?」


多すぎる下駄箱に衝撃を受けながらも、カバンの中から紙袋を取り出す。


「上履きを出して……今度は靴を入れて……っと!

さてと……校長室はどこだ~?」


学園の中心部である「本棟」をひたすら歩き回って校長室を探す。1階から4階。保健室、職員室、音楽室に資料室、数々の部屋は見たものの……


「はぁっ……だぁっ……なんで……ねぇんだよ……」.


疲労で疲れながらも走り、再び2階へ上がろうと階段を目指す。と、その時。


「危ない!」

「へっ?わあっ!」


角で高校生らしき姿の女子とぶつかってしまう。


「きゃあっ!」

「いっててて……」

「あの、大丈夫……ですか?」

「ああ……大丈夫。」

(……?こいつ、どこかで会ったような……

……あっ!もしかして……!)


黄色い髪、オレンジ色の目……

どこか見覚えのあるその姿。

勇はある人物を思い出し、その名前を口に出す。


「もしかして……花、か?

「ええっ!?何故わかったのですか……?」

「なんというか……凄く、会った感じがしてさ。もしかして……って。久しぶり。花!」

「はい、お久しぶりです……勇君……♪」

「へへっ、ああ!」

(まさかこんなとこで再会するなんて……!もしかしたら、他のみんなとも……?)


「……って話してる場合じゃなかった!なぁ、花。校長室ってどこかわかる?」

「校長室……ですか?」

「ああ。何回も見て回ったのに無くてさ……」

「そうなんですか……実は、校長室は特殊なやり方でないと入る事はできないんです。」

「特殊なやり方?」

「とりあえず、こっちに来てください。」

「ああ。 わかった。」


花という女子高校生に連れられ、人の気配がなさそうな薄暗い階段裏に案内される。」


「さて、ここなら大丈夫ですね。では……」

「星印の秘密部屋」スター・シークレットルーム


壁に星を描きながらそう言うと、扉が現れる。


「おお、すげぇ……!」

「どうぞ!」

「お、おう。」


緊張しながらドアをノック。


「どうぞー。」

「……失礼します。」


扉を開け中に入る。


「いらっしゃい。我が息子勇よ。」

「えっ、父さん……?」

花という女子校生のおかげでなんとか校長室に行けた勇。

校長室にはいったのもつかの間、勇は驚愕してしまう。

そこにいたのは勇の父親だった!

勇が驚愕してしまった理由とは……?

次回!

「父の過去」


──Dキャラ紹介!──

さて、今回のDキャラは~?こちら!

・望月花

勇の幼馴染。

公園で虐められていたところを助けてもらい、

それがきっかけで仲良くなる。

優しい性格をしており、趣味は園芸で、特技は料理と裁縫。その事から「お母さん」と呼ばれてしまうことも。

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