表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/109

14話:兆次元サッカー

「この学校全体だと!?それじゃあ、兆能力は…」

荘介が動揺している。宮ケ瀬は答える。

「もちろん、ありですわ!」

「お前!校舎の方にはオーラ感知機が…!まさか!」

善永は何かに気づく。


「つまり、兆能力を使えるかどうか、それを見極めることが重要ってわけか…!」


「流石、善永様ですわ!理解が早い!」

宮ケ瀬は手を叩いている。荘介が呆れながら言った。

「おいおい、普通にグラウンドでやろうぜ…」

「何おっしゃってますの!使えるか使えないか、ハラハラしながらやるのが楽しいのでしょうが!」

善永と荘介がため息をつく。

「そのハラハラってのが嫌なんだよ…今まで、どれだけ痛い目に遭ってきたと思うんだ。お前のせいで。」

やる気を無くしていた2人に、宮ケ瀬がある物を見せる。それは手鏡であった。

「鏡!」

「2人とも、よくって?もし、逃げるのであれば、これをなぎささんに…」

「わかった!やろう!やればいいんだろ!?」

2人は果たし状が届いたとき以上に動揺している。それを黒部が不思議がる。

「何を怯えているんだ?鏡に。」

「黙ってろ!さっさとやるぞ!」

それを聞いて、宮ケ瀬は嬉しそうな顔をする。ボールに足を乗せ、口を開いた。

「ショットクロックは10秒。つまり、ボールを保持してから10秒後に、相方にパスしなければなりませんわ。ゴールは、正門と裏門にしましょう。私たちが正門で、あなたたちが裏門ですわ。」

「ツッコミどころがありすぎるが…急を要する…いいぜ!キックオフといこう!」

宮ケ瀬はにやっとした。そして、右足の内側でボールを蹴った。インサイドキックだ。

「黒部!」

ボールは黒部の方に飛んでいく。黒部はボールを華麗に受け止め、裏門がある方角に走っていく。

(現在位置はグラウンド…正面には校舎が見える。右に向かえば正門、左に向かえば裏門!まずは、奴のボールを奪う!グラウンドなら兆能力を使える!)

善永は青色のオーラを発生させながら、黒部の方に向かう。しかし、その頃には、黒部はボールを宮ケ瀬にパスしていた。

(させるか!)

『アイビーム』

宮ケ瀬めがけてビームを発射した。女性相手でも容赦なしである。

「きゃっ!」

宮ケ瀬はビームを華麗にかわしながら、ボールを足で受け止める。

「もう!強引ですわ!その強引さは、私への攻撃ではなく、アタックに使ってくださいまし!」

「いちいちうるせーな…荘介!俺はあの女に攻撃する!お前は男の方をマークだ!」

「おう!」

荘介は黒部の方をマークしていた。

「素晴らしいマークですわ!でも、これを受け止められまして?」

宮ケ瀬が青色のオーラを発する。それを見て善永は驚く。

「お前、兆能力がレベル2になったのか!」

宮ケ瀬の周りに花びらが舞っている。そして、全力のキックをボールにぶつける。ボールはとんでもないスピードで、花びらを舞わせながら、黒部の方に飛んでいく。

「『ブロッサムシュート』!」

(『ブルーム・ファウンテン』!奴が操る花びらは、皮膚を容易に切り裂く!)

荘介は花びらを恐れ、飛んできたボールをかわした。

「へっ、甘ちゃんが!」

黒部はそのボールを難なく胸でトラップしてみせた。よく見ると兆能力を発動している。青色のオーラが揺れ動いているのだ。

「あのボールを受け止めたのか!?」

2人は驚いていた。善永は荘介に言う。

「荘介!お前も兆能力を使え!」

「ああ!ちょうど発動しようと思っていたところだ!」

荘介もオーラを発生させようとする。が、


「いいのかしら?校舎が近いけど?」


「!」

(しまった!こんな所まで来てたのか!攻撃に集中していて気がつかなかった!)

4人は、校舎に近づいていた。この校舎の中庭を通って右を曲がれば、正門だ。宮ケ瀬や黒部はオーラを消滅させていた。善永も兆能力を解除する。

黒部と宮ケ瀬は華麗なパスの応酬で、確実に正門の方へ向かっていった。


善永の挑戦状:「21世紀への贈り物」というキャッチフレーズがある、神奈川県の相模川水系中津川に建設されたダムは何?


前回の『善永の挑戦状』答え:ガルリ・カスパロフ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ