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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第119話 越川三平の戦後

越川三平の戦後は、羽根嘉三とは対称的なものであった。日本海軍の主力戦闘機であった零戦の主任開発者であった越川三平は、C級戦犯としてスガモプリズンへ収容される。短期間ではあったが、服役して故郷新潟に戻って来た。しかし、そこからの道のりは決して楽なものでは無かった。近所の人間に白い眼で見られていた事も知っている。それでも妻や家族の支えもあった為、何とか乗り越える事が出来た。スガモプリズンから戻って来た越川三平はその後、古巣である三菱重工名古屋航空機製作所の技師に復帰する。昭和36年からは技師長に就任し、その後は防衛大学校や日本大学で教鞭をとる事になった。1982年に79年の生涯を終えるが、越川三平の人生において、零戦の設計主務者を務めた事は生涯の誇りであり、誉れであったと言う。一時代を築き上げた零戦の生みの親として、その人生を思いっきり謳歌出来た越川三平は幸せ者であったに違いない。そして零戦の魂も日本人の心の中に受け継がれて行く。

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