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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第118話 羽根嘉三の戦後

羽根嘉三の戦後は比較的穏やかなものであった。航空機の開発などはすっかりやめてしまい、田舎で農業をして細々と暮らした。どうして百姓をして暮らそうと思ったからかは分からないが、きっと戦後の食糧難を目の当たりにして航空機なんぞを作る前に先ずは明日明日の飯を食わねばならないと、そう考えたのかもしれない。三平の右腕として、零戦を作り出した事を過ちだとは思っていない。それによって多くの人間が死ぬ事になったが、それは結果論だ。作り出した物に対して、その性能や能力については責任を持つ事が必要なのかもしれないが、使われ方や使用方法まで責任を持てと言うのは、いささか無理難題と言うものであろう。自分も開発に関与した機体が一時的にではあるが、世間の注目を集めた事は羽根嘉三にとっては誇るべき事であった。戦争さえ無ければもう少し違う生き方をしていたのかも知れないが、そのIFはきっと羽根嘉三だけに限られた事ではないのであろう。

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