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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第116話 最早ゼロではない

零戦の時代は、あっという間に過ぎ去って行った。しかしながら、零戦を作る事に成功した日本の技術力や、航空機を作るノウハウは戦後日本の経済発展に寄与した。それはゼロだった戦前のそれとは違い、最早ゼロではない。要するに日本は戦争には負けたが、その経験は無駄にはなっていない、と言う事である。工業力が戦争に勝利する為には欠かす事の出来ないものが分かっただけでも良しとせねばならないだろう。大日本帝国陸海軍の時代も敗戦と共に終わりを告げた訳であるが、それが無駄であったかと言うと、そうでもない。全ての分野において日本の戦前・戦中・戦後は一貫性のあるものであり遮断されている訳ではない。日本と言う国家の様子はすっかりと変わってしまったのかもしれないが、零戦を作り出す事に成功した日本の技術力は死する事なく戦後にも繋がっている。それは陸海空各自衛隊にも脈々と受け継がれている。決して日本の伝統はついえていないのである。零戦は廃れたが、日本の技術力は最早ゼロではないのだ。

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