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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第114話 恩赦

そうして収容された戦犯容疑者の中には、諸事情により訴追を免れた人間もいる。いわゆる恩赦である。政治的な理由もあれば、よく見れば目立った事をしてはいないが階級が高いだけと言う理由で戦犯にされ、それはいかんと言う事になった人間もいる。理由は様々だが、米軍としても好き放題に何のしがらみも無く日本軍人を裁けていたと言う訳では無いと言う事が分かる。大日本帝国陸海軍の解体が決まり、戦後日本の混乱期を日本人が乗り越えていけたのは、日本軍人の働きがあったからこそだと言う事を我々は忘れてはいけない。ある者は農業に。ある者は工業に。ある者は商業に。ある者は自衛隊員に。人は皆、日本の為に自分の未来の為に。不安と混乱の中を一歩一歩力強く歩んで行く事になる。それが良かったか悪かったかと言う事は、後世の人間が判断する事である。とにかく死に物狂いで働いた。月月火水木金金の生活が身に染みた旧日本軍人達は休むと言う事を知らなかった。とにかく我慢強く、とにかく負けず嫌いで灰塵と化した日本を建て直して行った。

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