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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第109話 そんな事をする為に零を作った訳ではない

特攻の惨状を見て三平や嘉三は思った。そんな事をする為に零を作った訳ではないと。零戦の後継機が作れなかったのは、確かに九分九厘開発チームの責任だし、その事を突っ込まれると、正直耳が痛い。だからと言って特攻作戦を取らざるを得ない様な状況に日本を追い込んだのは米国である。かような状況下では潔く負けを認めるべきである。そのくらいの事は前線に配置されていない誰でも感ずいていた事であるし、大日本帝国陸海軍にそうした中長期的なビジョンを持って作戦立案を出来る軍人も政治家も残念ながら当時の日本には皆無であった。特攻と言う作戦が生まれるべくして、生まれ下達されて行ってしまったのは、時代の必然の流れであったのかも知れない。特攻による戦果を期待する以外に、それ以上の策を生み出せなかった事も問題だが、パイロットの命を引き換えに戦果を得る特攻と言うのは、冷静に考えてどうであったか、一歩立ち止まって考えるべきだっただろう。

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