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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第107話 愚かな特攻

練習機でも特攻をさせようとしていた頃になると、もうそれは愚かな作戦としか言えない状況であった。最早特攻に使う機体ですら満足に用意出来ない中でも、ワンチャン戦果が見込めるかもしれない特攻は是々非々でも続ける。それが日本軍の本音であった。何度も言う様だが、米軍も馬鹿ではない。特攻に対する免疫も対策もきちんと成されて、耐性が出来ていた状態にあり、それを知りながら特攻を続けさせた軍上層部が愚かな行為だった。殺られると分かっている作戦を無理を承知でお願いするのとは、違う。確実に失敗すると分かっている特攻を、日本軍の面子(メンツ)の為だけに、未来あるスペアや下士官に死んでくれと命じていた第二次世界大戦末期の日本軍(陸海軍共に)末期的状態にあっただけなのかも知れない。いずれにせよ、特攻を続ける事で被害は増大して、特攻のエビデンスも低くなっていたのは明らかな事であった。もちろん、特攻を実施した英霊は愚かではなく、一種の戦争被害者とも言えるだろう。

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