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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第105話 十四期

特攻死者の中で最も多くの死者を出す事になったのが、昭和18年入隊の第十四期予備学生であった。特攻すると口で簡単に言っても陸軍兵士の様に銃剣一つで万歳アタックしていくのとは勝手が違う。特攻とは主に航空機(零戦等)に乗り込み敵艦船目がけて体当たりする事を指すものである。他にもいくつかの兵器による特攻が試みられたが、やはり特攻(カミカゼアタック)と言えば航空機によるものが大勢を占めた。と言う事は、少なくとも航空機を飛ばす技術が必要となる。着陸の方法は必要ないかも知れないが、訓練飛行では基地に着陸せねばならない為、何も分からないペーパーパイロットでは特攻に行く事が出来ない。平時ならば、3~5年をかけてじっくりとパイロットを養成するが、第二次世界大戦末期の特攻要員養成期間はわずか1年足らずで、前線に配置される事になっていた。そう言う事情もあり、特攻が最も多かった昭和19年~20年8月に前線に配置された十四期予備学生の予備士官が多く亡くなったのである。

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