表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

103/121

第102話 十死零生

九死に一生ではなく十死零生。それが特攻である。万に一つも生きて帰れる保証は無い。そんな作戦は最早作戦の体を成していないのだが、その愚をあえて犯したのが大日本帝国陸海軍なのである。戦争末期には特攻機として練習機まで用いた事は、最早下の下以下である。もちろん、特攻に殉じたパイロット達はあくまで軍の命令の下に特攻に出撃して、散下していった訳であるのであるが、無論命じる側にも異論がなかった訳ではない。良識のある軍人はこぞって特攻に反対しこんな作戦は認める訳にはいかないと反対した将校もいた。ただ、戦況の悪化と共にそうした軍人は少数派となり、やがて1億総特攻理論を容認せざるを得なくなる。海軍の特攻に多く使われたのが、零戦であった。この様な方法でしか戦果を得る事が出来なかったのは、残念な事である。大戦末期の海軍の特攻は陸軍に比べて効果が大きかった反動もあり、ありったけの零戦が特攻に注ぎ込まれた。日本の防空システムは崩壊し、米国の航空優勢により、東京だけでなく地方にまで空襲を許す有り様であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ