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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第100話 老兵は座して死を待つ

「老兵は座して死を待つ。」とは第二次世界大戦末期の零戦の事を如実に表す言葉の一つであろう。後継機が出来ず、開戦時は天下無敵を誇っていた零戦だが、時が経つと共に、戦い方や機体を研究され、その様はまるで座して死を待つ老兵そのものであった。米国はその間にも新機体や新戦法や新兵器を次々と実戦配備させていた事に比べれば日本はじり貧のまま。そこに日米の技術や体力の差があるように思われて仕方がないのである。零戦が老兵になってしまったのも、日本人がまだまだ技術面で勝負出来る様な余裕がない内に開戦に至ってしまったと言う事も影響しているのではないかと思われる。大日本帝国陸海軍がそうした足りていない技術面を安易な精神主義で補おうとしていた事も全ては技術面の未熟さを補う為のものであったとしたならば、合点が行く。日本海軍航空隊の誇る至宝であるあの零戦が特攻に出撃しなければならない。これを何故許可したのかキチンと説明出来る将校はもうこの世にはいないから、推測で言うが死を持って尊しとなすと言う精神主義が日本には蔓延していたからだと見ている。

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