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60階層4

「エリーン、ちょっといいか。」

「ショウさん、なんでしょう。」

「リムが結構疲れてる。3分ほど休憩していいか?」

「3分なら大丈夫ですが、それでいいんですか。」

「そうだ、すまんがテントを出してくれ。」

「はい、わかりましだ。」

俺はリムを抱えてテントに入った。入るなり鎧や服を脱ぎ捨てた。

「お、おい、こんなところで何をしておる!それは帰ってからじゃろう。」

叫ぶリムを無視して袋に投げ込み、そのまま清里に移動した。

「迷宮からでも移動できるのか?」

リムは目を見開いている。

「そうだ、少しここで休め。向こうでは数分だから大丈夫だ。リムは頑張り過ぎだ。」

「わ、わらわは大丈夫じゃ。」

俺は構わず、リムを布団に引っ張り込んだ。

「6時間ほど眠れ。そうしたら回復するから。」

「そ、そうか、それほど言うならそうしよう。」

俺とリムは布団のなかで抱き合いながら休息をとった。裸で布団は寒かった。

テントに戻って服や鎧を着る時間を含めて3分ほどだった。

「お嬢様、ずいぶん顔色が良くなりましたね。」

エリーンが嬉しそうに笑う。

「そ、そうか。」

「テントでショウさんに可愛がってもらったんですか?」

「そんなはずないじゃろう!迷宮の中だぞ。」

「エリーンさん、からかうのはそれくらいにしてあげてください。またメディーサが来ました。」

サイクスも笑いながら会話に入ってきた。

58階層に降りた。メディーサに備えて、前衛と中衛の間を開けて布陣する。すぐに魔物は現われた。

「紫きます。」

「赤と青だ。新しいの来るぞ。」

新たな魔物が来るのが分かったので、ジェイパスにレインボースライムを出させる。

レインボースライムは青いままで魔物2体と戦っている。

「物理攻撃みたいなので余裕ありだ。まず魔法撃ってみてくれ。」

レインボースライムを戻して、魔法勢が攻撃するがダメが入らない。やっと新しい魔物が見えるようになった。首の無い騎士、デュラハンだ。槍を構えている。

「魔法は効かないな、次は前衛頼む。」

デュラハンとゴーレムに前衛は向かっていった。ゴーレムにはロストリンとファロメイリンが対応する。ペルカたちはデュラハンに向かった。デュラハンの槍は射程が長いので厄介だ。ペルカたちは物理防御を使いながらデュラハンのHP15000を削っていく。ゴーレムとデュラハンは接近していたので、槍がロストリンにヒットした。その途端にロストリンの人魚の涙が壊れた。

「ロストリン、戻れ!」

デュラハンの攻撃は即死攻撃だ。1体なら物理防御の時間の範囲で戦えるが複数でると辛い。

「首無しは複数でると、物理防御5分では厳しいですね。」

ゴーレムとデュラハンを撃破した後で、エリーンがむずかしい顔をする。

「その時は時間差で物理防御を出してもらって、交代して攻撃するのが良いでしょう。3体の時はレインボースライムで1体をひきつければ良いと思います。」

サイクスがすかさず答えを出す。さすがお義母さん。本格的に58階層に挑もう。



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