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千変万化の超越者  作者: 新月作夜
9/23

第八話 ドラゴン襲来(中編)

前編のあらすじ(およそ13秒で分かる)

突如、となり街に現れた一万の魔物から街を守るため、一条薫が村を出たタイミングを狙って

襲来した<黒龍>から村を守るため蓮は奏と共に、勝算無しの戦闘が始まった!


「ちぃ、ほらかかって来いよ!トカゲ!」

<黒龍>の注意を引くため五一式でドラゴンの目に向けて射撃!

<銃器>レベルが低かったため、狙った目には当たらなかったがドラゴンは俺に気づく。

「ギャゴゴオオオ!!!」

「よっしゃ!」

ドラゴンの注意を引いた俺は、全速力で逃げた。理由は二つ。一つ目は村の被害を少なくするため。

二つ目は、

「単純に、戦ったところで勝てないから!」

さっきからドラゴンの殺気プレッシャーと家を凪ぎ払う音が背後から聞こえてきて、

もう泣きそうだった。

「レベル1000以上とかチートだろ、運営...」

異世界に存在する神様に文句を言いながら、ひたすら逃げ回る。

だが、

「ぜぇ、ぜぇ、あっやべっ」

レベル2程度の子どもの身体の体力では逃げ続けるなどできるはずもなく、

近場にあった川の近くで精一杯だった。

「くっそ...」

ドラゴンはゆっくりと口を開けて、俺を呑み込もうとする。

その油断が命取り。

「やれ!奏」

俺の言葉に反応したドラゴンだったが、遅い。

「姉さまが居ないからって、調子乗ってんじゃねぇ」

あれ?奏の方がカッコいいだけど...

そんな呆然としている俺に気づかず奏は、トラップを発動した。

奏の起動したトラップは魔術式捕獲装置。

村の普通は魚を捕まえるだけの装置だが、

「奏の<高速術式演算・構築>で改竄した」

奏のスキルは魔術師としては破格の力だ。

「どーだ、トカゲ。たかが人と侮って、油断したのがテメーの敗因だ」

だから、めちゃくちゃカッコいいだけど。

「...くっ、くっ、くっ、そうかぁ。ならば侮らず戦ってやろう」

はっ?ドラゴンがしゃべった?と思った瞬間破壊される捕獲装置。

そして奏を庇ってドラゴンの尻尾に凪ぎ払われ、俺の意識は途切れた...












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