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千変万化の超越者  作者: 新月作夜
10/23

第九話 ドラゴン襲来(後編)

「蓮、蓮...」

(何処からか声が聞こえる)

「蓮、初めまして、かな?」

(いや、貴女だれ、声でしか判断出来んけど)

「自分が何をしていたか覚えていますか?」

(え?そりぁ...あっ、<黒龍>が出て、奏を庇って、そのあと...)

「<黒龍>の攻撃で、貴方は生死をさまよっています」

(じゃあ、俺は何も出来ないんですか...)

「...私は蓮に何も出来ないけど、ある方々にリンクさせることは出来ます」

(貴方が正直、胡散臭いけど、俺は、このまま惨めに死にたくない)

「では、リンクを行います...頑張って」

...そして、俺が目を開けるとそこには、多くの老若男女がいた。

そして、彼らの足は皆透けていた。

「お主が、代行者か?」

彼らの中から貫禄のあるお爺さんが代表者なのか声をかけてくる。

「あ、はい。たぶん...」

俺もとりあえず挨拶をしながらぺこぺこ頭を下げる。彼ら(お爺さんを除く)は微笑ましそうに俺を見ていた。

正直、何か悪魔やら出てくると思っていたから、安心した。

「...さて、挨拶も済んだのだ。用件を言わせてもらおう」

お爺さんは、そう前置きし、用件を言った。

「...分かりました。なら、俺が終わらせます<災禍>を倒して」

「汝に我らの力を託そう」


そして、話は現在に戻る。


「れっ蓮!逃げ、ろ?」

<黒龍>を無造作にぶん殴った背後から奏の戸惑う声が聞こえる。

「奏!ちょっと待ってろ。今1485万人の仇討ってくるから」

俺は、<浮遊魔術>を無詠唱で起動し、<黒龍>を追う。

「ぐふぅ、キ、きサマァ」

<黒龍>の二本あった角は折れ、口から血を吐いている。

「その程度の痛みで済むとおもってんのか?」

俺は<鑑定>で<黒龍>と自分のレベルを見る。<黒龍>1000 蓮14850000

ただでは死なせない。

「霊刀<紫雲>、寿流刀拳術(ことぶきりゅうとうけんじゅつ)乙の型 久遠輪廻<贖罪>」

「ヒッ!ヤ、やめろ、入ってクルなアアアアアア」

迷いなき一閃をもって、今まで殺めたものたちによって精神を破壊する魔術技の一つ。

「まぁ、因果応報ってわけ、...はぁ疲れた―」

そうして、<黒龍>事件は幕を閉じた。

蓮に新たな力を与えて...


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