表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/73

微笑み43

申し訳ございません。

ストックが無くなったので次の更新は1週間後になります。


よろしくお願い致します。


港の方へ行くと騎士団の一行が見えてきた。

騎士団はざっと20名ほどの小隊だった。


「流石の王国の騎士団も海の魔物相手に手を焼いているようですね」

「そのようね。沖合にでる大型船はすでに無く、新たに別の港から手配するには時間が掛かります。更にいえば、あの鋼鉄の鎧兜で海に落ちれば、溺死間違いなしでしょう」


騎士団って何かプライドがあるのか、必ずフルフェイスの鎧兜を着て任務に当たるんですよねー!


流石の小舟に乗ってでは戦えませんよね?


「すみませーーーん!」


アルカが大声で声を掛けた。

振り向く騎士達が驚きの声を上げた。


「あ、あなた達はS級の冒険者ではありませんか!?」


騎士の1人が声を上げた。


「あら?私達をご存知で?」

「少し前にワイバーンの討伐で御一緒になった者です。奇遇ですね!」


ああっ!

あの時の!?


「正直、我々では海の魔物相手にどうするか悩んでいた所です。隊長!S級冒険者に助力をお願いしませんか!」


話好きの騎士が振り返り、隊長に声を掛けた。


「むぅ………」


隊長と呼ばれた騎士は迷いがあるのか首を傾げた。


「今回の依頼、私達にも手伝わせて下さい。町の人々の困窮に黙って見ているなんてできません!」


!?


「わかった。よろしく頼む……」


そして騎士団と作戦会議を開いた。

騎士団は鉄の網を投げ込み、動きを封じて弓かモリを投げて倒す予定だったみたい。


「だが、中型の漁船もほとんどが破壊され、小舟しか残ってないそうなんだ。我々には魔術師がほとんどいないので、どうしものかと考えていたんだ」


なるほど。

ってか騎士団の皆さん、その重たい鎧兜を脱ぎましょうよ?


「私に考えがあります。小舟にロープを付けて囮に使うんです。掛かればロープを引いて大型の魔物を引っ張り上げるんです」


「なるほど。向こうから来てもらうのか。だが、途中で小舟を離したら終わりだぞ?」

「小舟の上には撒菱マキビシを付けた網を乗せて置くんです。きっと身体に食い込んで取れなくなりますよ」


!?


「なかなか、えげつない作戦だな。魔物に同情するよ」


こうして小舟に丈夫なロープを付けて総勢20人以上で大型の魔物を釣る事になった。


「まさかここで漁業をするハメになるとは思わなかったな」

「本当に。だが海で溺れるよりはマシだろう?」

「どんな魔物なんだろうな?」


騎士団の騎士達がロープを持ちながら準備していました。


「でも小舟にカカシまで乗せるなんて凝ってますね」

「一応、人が乗ってないと襲わないかも知れないじゃないですか?」


小舟は風魔法でゆっくりと沖合に流れて行った。

すると海底から黒い影が出てきたと思うと、巨大な足が小舟を巻き付く様に現れた。


「やはり海の大型の魔物といえば、タコかイカだよね~~」


シオンが気の抜ける声を上げた。


「シオンお嬢様………はぁ~」

( ´Д`)=3


呆れた顔で深いため息をつくアルカに、ナイカは笑いなが言った。


「お嬢様~、食い意地も良いのですが、古来より海のタコやイカと言った魔物が現れると、エロいことされるのが定番ですよ~~」


!?


「本当に!?私、ピンチ???」


驚くシオンに騎士団のメンバーが怒りをあらわにした。


『『微笑みの令嬢にエロい事を、させてたまるかっ!?』』


騎士団の気持ちが1つになった瞬間だった。






愚者の声

「エロいこと書けるかなぁ~♪」


シオン

「えっちぃのはダメです!」


愚者の声

「貴様!どこぞの委員長かっ!?それとも金髪のロリ少女かっ!」


シオン

「何を言っているのかわかりませんが、煩悩塊は焼却処分としましょう」


愚者の声

「ふはははは!魔法の絶対防御結界発動!どうだ?手がだせまい!」


シオン

「では、このホースを持ってスイッチオン♪」


うぎゃーーーー!!!!

なんで?

魔法の絶対防御結界が…………



シオン

「火炎放射器ですわ♪」


ば、バカな!?


シオン

「悪・即・滅却処分デスわ♪」


うぎゃーーーー!!!!

ガクッ




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ