Bravery
どもおおー
令和最初の投稿です
よろしくお願いします
長いようで短いようなGWが明けた。
今年のGWも何も無かった。
だが例年よりも外に出る回数は少なくなった。
叶鳴と佑樹とのグループLINEが途絶えたからだ。
あんなに毎日していたのにいきなり、まるで死んだかのようにメールのやり取りが行われない。
だから余計、長く感じた。
学校に着いてからも叶鳴は別クラス、佑樹は神無月さんと一緒にいた。
朝のやり取りも無くなり、読書にかけられる時間が多くなったので一日一冊、学校で読めるようになったがどれも以前のような面白さは消えた。
僕が関与していいのか、新川さんの助言通り、僕はあの関係へ踏み込んでいいのか正直迷っている。
そこへ久しぶりに元気ある声。
「おはよー!どーかしたの?」
「道振さんおはよう」
「うん。おはよ!......でどったの?」
「どうって...僕そんな変?」
「変だよ!ってか風見くんと相川くんは?」
「あぁ...実はさ」
僕は道振さんへ僕の中にあるほぼ確実な憶測を話した。
どう説明したって憶測を言うしか理解してもらえるか分からなかったからだ。
「へえあの三人がね...」
「それでどう関わっていいか分からなくて......」
「どうって普通に関わればいいじゃん」
「だよ......ね」
チャイムが鳴り、担任が入ってくる。
道振さんはじゃあねと軽くを振って自分の席へ戻っていく。
僕は一人目を閉じて、暗い世界に入った。
◇◇◇
放課後、授業が終わり僕は部室へ向かった。
一人で考えたかったのだ。
いつも通り部室の前で鍵を開けようとした時声がした。
僕の知らない声。
聞こえるのは少し離れた人気のない廊下。
「おい、新川〜脱げよ」
「いいから脱げってよぉ!」
「......」
男子生徒4人と新川さん......?
どうしてここに?
僕は角に隠れながら話を聞いた。
「お前のせいで腕痛いんだよねぇ」
「やっぱやられたからにはそれ相応のものが欲しいじゃん?」
「だから脱げよ」
「......」
黙る新川さん。
状況から察するに新川さんが男子生徒に向かって何らかの注意をした。
そして腕を掴んだのか叩いたのか分からないが危害を加え、男子生徒は痛みを訴えた。
ただ笑っているため本当の痛みはないはずだ。
そして教員に言えば解決する問題をここに連れてきて責めている。
この機会を作るために仕掛けた罠。
そして新川さんがいじられているのがこの時点で確定した。
彼らを許せなかった。
新川さんは何も悪くない。
あんなに楽しく、嬉しそうに話していた彼女を僕は守りたかった。
「脱げよ!!」
一人が新川さんのブレザーに手を出す。
その瞬間僕は動いていた。
人を殴った。喧嘩などしたことも無い。握力もない。
ただ怯えて逃げるくらいなら、戦って負けてやろう。そして四人にリンチにされた。
顔、体には多分アザだらけ。
ただ四人はここから去っていった。
立ち上がり後ろを向くと彼女が泣いていた。
「そんな顔しないでよ」
「なんで......?」
「なんでって、通ったから...かな?」
「違う、そういうことじゃない!なんで殴ったの?あいつらと一緒のことしてるじゃん!」
「僕は......君を守りたかった。新川さんがあんなに嬉しそうに話してる姿を見てるんだから。そしたらさ勝手に体動いてて」
「なにそれ意味わかんないから」
彼女はそう言いながらも笑っていた。
最初に話した時のあの笑顔だ。
それだけで勇気を出した意味があったと思えるような。
そんな笑顔。
やっぱり好きなんだ彼女のことが。
「じゃあ俺行くか...いてて」
「大丈夫!?保健室行かないと!」
「大丈夫だよ。もう家帰って何とかするから」
「大丈夫じゃない!!手当してもらわないと!」
「分かった...分かったから」
彼女がまた手を引く。
僕はつられて彼女の元へ。
すると彼女が止まり、僕の元に抱きついた。
「ありがとう...ありがとう......」
胸の元で泣いている彼女を抱きしめる。
窓から刺すオレンジ色の光が神々しく見えた。
まあまた明日も上げられたら上げます
まあGW暇なんで上げます多分




